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概要

宇宙を創造した始まりの魔神を主とする、8属性の神。ボーンの8属性と対応しており、それぞれが違う能力を持つ。

始まりの魔神の配下であるが、意思決定にはある程度の自由があるようで、ボーン同士の戦いにおいてはニュートラルな存在。

そのため、地球側でもネポス側でも「ライン」と呼ばれるものを組めば、基本的にはどちらの陣営でも呼び出すことが可能。これを「降臨(ディセント)」と呼ぶ。

ただしこの「降臨(ディセント)」で呼び出されたものは本体ではなく視覚的イメージであり、本体が別の場所で呼び出されると強制的に消滅する。


神であるため、世界の全てを見通しており、特に目にかけていた存在に対して肩入れすることもある。特に地球側に対してはその意思や行動に目を見張るものがある5人の若者を見出し、レアメタルボーン化させる力を与えている。


火の魔神

火の魔神様

最も登場回数の多かった魔神。主に火属性であるドラゴンボーンとダークワイバーンが呼び出した。

4本の腕を持った巨人といった姿をしており、モチーフは恐らく阿修羅。

実際に現れて歩行すると周囲から火柱が上がるなど、とんでもないことになるなど、コクーンに対してダメージをよく与えていたボーンでもある。

翔悟の意思を汲み取り、始まりの魔神に何度か自分の意思を告げており、最終回でも火の魔神が率先して始まり魔神へと直談判を行った。

始まりの魔神の説得が終了し、翔悟がサムズアップすると、火の魔神もその4本の腕でサムズアップを返している。

唯一魔神の中ではプラモデル化されている。

水の魔神

最も最初に登場した魔神。最初は雑兵であるダークスパイダーをメインとして呼び出されている。

下半身水流に包まれた、ランプの魔神のような姿をした魔神で、足らしきものがない。

雷の魔神

雷の魔神

背中の雷太鼓のようなエフェクトから見て、恐らく雷神をモチーフとしつつ、その姿はそれとは似ても似つかないSFロボットのようになっている。

タイガーボーン、レオボーンと使用者が多かったため出番は多め。本作の黒幕であるレボルトに対しては非協力的で、戦闘中にもかかわらずレオボーンに手を貸すために彼を見限っている。

土の魔神

ゴーレムのような姿をした短足の魔神。他の魔神に比べると出番がやや少なめだった。

主にライノーボーンによって呼び出されており、かねてからライノーボーンの着装者であるタイロンには目をかけていた模様。

木の魔神

土と同じく出番が少なめだった魔神。神官のような姿をしている。しかし自然の神であるため、木樹に意思を張り巡らせているらしく、人間達にとっては実は身近な存在である。

ジャガーボーンの着装者であるアントニオを彼が幼い頃から見守っていた。

風の魔神

騎士のような姿をした魔神。主にウルフボーン・グレゴリーによって呼び出されていた。

降臨すると明らかにボーンに風を纏わせたり、暴風をさらに強くするなどの効果が認められており、視覚的にパワーアップがわかりやすい魔神だった。

空間の魔神

奇術師のような姿をし、正方形の物体の上で座禅を汲んでいる奇妙な姿の魔神。ダークパンサーであるリーベルトなどによく呼び出されていた。

降臨すると空間能力が上昇するらしく、リーベルトは自分より上位のボーンであるソキウスが生み出した特別な空間の探索・干渉を可能とした。

時間の魔神

最終回の1話前に満を持して初登場というある意味一番不遇な魔神。しかし初登場にして地球そのものの時間停止という荒業を見せて、視聴者を圧倒した。

ダークフェニックス・シュトルツと協力関係にあるらしく、彼の意思で上記の能力が行使された。

始まりの魔神

CV:柴田秀勝

正真正銘宇宙の神。創造主であり、その体の巨大さは一つの宇宙を全てを包み込み、地球を手掴み(というより爪)出来てしまうレベルという、人智を超えた存在。

身体は宇宙そのもので、頭や四肢は関節では繋がっていないという、やや不気味な外見をしている。

見方によっては非常に利己的な性格で、自身の意思に反するものは問答無用で排除するというある意味わかりやすい性質を持つ。

本作で行われているドラゴンボーン争奪をネポス・アンゲリスの民に命じた張本人で、その他「自分のことを忘れた」などの理由で他の星もネポスなどを使って滅ぼしていた。

「神なのに何故ネポスの民を使うのか」という疑問が生まれるが、その力があまりにも強大なため、劇中での描写を見る限り加減がきかないらしく、細かい意思は配下に任せるしかないようである。

出現しただけで星の核以外のボーンをコアボーンクラッシュさせるなど、もはやいろいろと突き抜けた力を持っている。

だが、直接対話が出来るのは配下の魔神だけでなく、星の核である適合者とも祭壇を利用し語る事は可能である。

一方で、自分の意思に反する魔神達を呼び出して申開きを聞いて、一時身を引くなど、普段にはない寛容さを見せることもある。


最後はレボルトの「終焉の結び」を受けて宇宙の抹殺を図ろうとしたが、翔悟が日常の大切さや尊さを訴え続け、それが火の魔神ら地球側に好意的な魔神達を動かし、翔悟との対話が実現。彼の本質を目の当たりにした始まりの魔神は、暫くの間だけ待つことを告げた。

それでも彼にとっては瞬きほどの時間でしかなく、人類が汚す事を続ければ再び現れ今度こそ消すと予告しており、このことは世界が正しく変革を訴える契機となった。


余談だが、魔神の中では唯一言葉を発した存在でもある。

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