概要
SFの発祥はSF小説とともにあり、歴史は古い。タイムトラベル、スペースオペラ、サイバーパンク、ロボットといったSFを象徴するアイディアはすべてSF小説から生まれている。
世界初のSF作家は一般的に、ジュール・ヴェルヌもしくはH・G・ウェルズと言われている。
「現代SFの父」ことヒューゴー・ガーンズバックは、アメリカの大衆が科学に疎い事に気付き、科学に興味を持ってもらう事を目的として、1926年に世界初のSF専門雑誌「アメージング・ストーリーズ」を創刊。ここで過去のSF小説傑作選や読者投稿欄を設置し、後発のライバル雑誌「アスタウンディング」と共にサイエンス・フィクションというジャンルを作り上げた。
「映画」という技術が発明されて間もない頃(テレビは実験室で研究中)であり、映像化など考えていないアイデアは小説の形で発表されてきたのである。
後にアメリカ合衆国では1940年代がSF黄金期に当たり、日本では科学小説を経て1970年代頃からSFブームが巻き起こった。