概要
ホラー映画『テリファー』シリーズに登場するピエロ姿の殺人鬼。
なお、作中でこの名前で呼ばれるシーン自体は無い。
全身モノトーンコーデで統一されているため、ただでさえ不気味な道化師の姿がいっそう恐ろしげに見える。
鈍器、刃物、銃器、自動車に至るまであらゆるものを使用して躊躇なく殺人を行う。特に残虐なシーンとして、ノコギリで女性の股間の割れ目からギコギコして身体を割いてしまうというとんでもない行為がある。
これらの殺人の目的は一切不明。そもそも目的があるのかすら不明。
そもそも彼のセリフが全く無いので心情を推し量ることもできない。笑ったり叫んだりするような描写のシーンでさえ声を発しない。ただし、スマホを使用してメッセージを送るシーンはあるため、言語能力が無いわけではない。
このように人間とは思えない程気味の悪い残虐な人物ではあるが、実は身体能力そのものは高くないため、反撃されて怯んだり、気絶したりすることもある……のだが。
※ネタバレ注意
『テリファー』一作目のラストにおいて、警察に追い詰められたアートは、拳銃自殺を図り、自分の頭を撃ち抜く。
しかし、死体解剖に際して突如として蘇り、解剖医を手にかけて殺人を繰り返すのだった。
正体は不明であるが、少なくとも人間ではない怪異的存在であることが示唆されて、物語は幕を閉じ、二作目では一作目よりも残虐性を増した彼が、楽しそうに殺人に興じている。