桜木軍団
さくらぎぐんだん
概要
和光中学出身で湘北高校1年生の花道率いる洋平、高宮、大楠、野間で構成される不良軍団。
といってもカツアゲや弱い者いじめをしたりはせず、せいぜい喧嘩を派手にやる程度なので世間一般で言う不良とは大きく違う。
また不良でありつつ基本的に一般生徒には優しく、晴子とは早くに打ち解けたほか鉄男ら不良グループが湘北に乗り込んできた時も花道や洋平がクラスメイトから親しげな口調で心当たりがないか聞かれるなど、藤井に初対面時に「コワソーな人達」と評された以外には周囲から怖がられるような描写も少ない。
だが、花道と洋平はちゃんと紹介されるのに高宮、大楠、野間の3人は合わせて“etc（エトセトラ）”や“ほか”扱いされていた。
この3人は洋平曰く通称「和光中 三バカトリオ」とのことで、高宮と大楠、野間曰く花道は「馬鹿王」とのこと。
全員がパチンコ好き(アニメ版では規制の都合上、パチンコ店に入ろうとしたところを門前払いをくらっている)で花道の良き友人かつ理解者たちであるが花道をからかったり、彼をなだめる際にはいつも頭突き一撃で沈められている。花道が湘北や他校の選手に付けたあだ名を彼らも使う。
移動の際には違法である原チャリの4人乗りを行うこともあるが洋平の台詞によると高宮が同乗することで5人乗りの重さになるとのことで陵南との練習試合に向かう際には自転車にも抜かれた。
メンバーのいずれも喧嘩の実力は高いが少数を多数で攻撃することを嫌い、喧嘩の前に必ず相手の人数を確かめる場面があり、1人に何人もの相手で挑む者を「ヒキョー者」と呼び、自分たちは卑怯者ではないと主張している。三井によるバスケ部襲撃事件では最終的に「三井が自分たちのグループ抜けて、バスケ部戻ることに苛立ち、バスケ部員たちに暴力を振るった」という理由で堀田と共に泥を被り、三井とバスケ部を庇う形で3日間の謹慎処分になった。
アニメ版では活躍エピソードが増えており、特にアニメオリジナルの第35話「男たちの熱き想い」は必見である。
作中では晴子や他のバスケ部メンバーとも親しくなり、花道の応援として湘北の試合の観戦にもよく訪れ、インターハイでは広島にまで湘北の応援に駆け付けた。
本人たちは「冷やかし」だと語っているが、からかいながらもバスケットの魅力に惹かれていき選手としても成長していく花道を温かく見守っており、なんだかんだで良き理解者たちである。
