概要
雑誌企画『MSV-R』が初出。形式番号MS-07G-1。
地球侵攻の邪魔となる連邦軍の圧倒的兵力に対処すべく開発された機体のひとつ。元々はグフの特性はそのままに機動性と火力を向上、単独行動でザクⅡJ型の3 - 4倍の移動能力をもつ機体というプランであるが、設計は難航し開発は大幅に遅れ、再考の結果機動性と火力のそれぞれを向上した2種類の機体を開発して2機セットで運用する形に落ち着き、開発は順調に進みB型をベースに改良試作機がそれぞれ製作されるとともに並行してオプション装備の開発にも着手された。ヴィジャンタはその機動性向上型であり、ヒート・ロッドと5連装マシンガンがオミットされ、4種類のオプション装備が用意されている。
武器はシザー・ワイヤー、マインズ・ロッド、リムーバル・メイス。
完成した試作機はおおむね良好な仕上がりを見せるが、どちらも予定の機動性能に達しておらず、エンジン周辺の見直しや機体の軽量化がなされ、各種テスト後、細部の修正を経て当初の予定より2か月も遅れて完成。キャリフォルニアベースで量産が開始され、すべてが実戦部隊(おもに強行偵察部隊などの特務部隊)に配備され、夜襲やゲリラ戦で多大な戦果を挙げたことが記録されている。生産と同時に、それぞれMS-07G-1 / G-2の型式番号が与えられるが、開発陣が付けた「戦闘工兵 (Combat Engineer)」が前線でも定着していたようだとされる。