概要
「カンビュセスの籤」(かんびゅせすのくじ)とは、「藤子・F・不二雄」による漫画作品の名称である。
『別冊問題小説』(徳間書店)1977年1月号に掲載された。
あらすじ
甲冑の男・サルクは砂漠を放浪した末に建物を見つけ、不思議な身なりの少女・エステルに介抱される。言葉が通じないながら、2人は食料「ミートキューブ」を分け合って数日を過ごす。食料を勝手に持ち出そうとしたサルクにエステルは激怒し、足枷を嵌める。
やがてキューブが尽き、同時にエステルが翻訳機の修理に成功する。互いの身の上を話す2人。紀元前500年頃、サルクはペルシア王カンビュセスの兵士としてエチオピア[1]遠征に加わったが、やがて飢餓が襲い、やむなく10人1組で籤(くじ)に当たった者1人を残りの9人が食うことにした。サルクは籤に当たったが、運命を逃れ脱走したのだった。
登場キャラクター(OVAキャスト)
- サルク (古谷徹)
- エステル (鶴ひろみ)
- キュロス王 (田中亮一)
- サルクの父 (平野正人)
- エステルの父 (堀秀行)