カンビュセスの籤
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かんびゅせすのくじ
『カンビュセスの籤』(かんびゅせすのくじ)とは、藤子・F・不二雄による漫画作品の名称である。
甲冑の男・サルクは砂漠を放浪した末に建物を見つけ、不思議な身なりの少女・エステルに介抱される。言葉が通じないながら、2人は食料「ミート・キューブ」を分け合って数日を過ごす。出される食糧は少なく、空腹を覚えて食料を勝手に持ち出そうとしたサルクにエステルは激怒し、足枷を嵌める。
やがてミート・キューブが尽き、同時にエステルが翻訳機の修理に成功する。互いの身の上を話す2人。紀元前500年頃、サルクはペルシア王カンビュセスの兵士としてエチオピア遠征に加わったが、兵站を絶たれたペルシア軍を飢餓が襲い、兵士達はやむなく10人1組で籤(くじ)に当たった者1人を残りの9人が食うことにした。サルクは籤に当たったが、運命を逃れ脱走したのだった。一方のエステルはここが遥か未来の世界であることを明かす。サルクは何らかの要因でタイムトラベルを果たしたのである。そしてエステルは自分達のいる未来の世界についての詳細を話し出す……。
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