概要
リチャード・マシスンの小説『地球最後の男』を原作としたサバイバルホラー。
但し、雑誌掲載時と、単行本では主人公と、ヒロイン(?)との対話構図が1ページ分丸々異なる。
『週刊ストーリーランド』でも夏休み特別編として放映されたが、基本原作としただけで、舞台が夏の小島の些細な出来事とするも小さな世界の縮図として、導入部も含め内容の一部も改編される。
また、『藤子・F・不二雄SF短編ドラマ』内で4月30日日曜日の午後10時50分から15分ずつ前後編で放送。主演は金子大地、堀田真由、加藤清史郎。
あらすじ
「ルーマニアから発生した奇病が広がっており、日本にも迫っている」という噂が流れる日本。それは、生物を吸血鬼化させる「マチスン・ウイルス」と呼ばれるもので、雑誌やテレビなどのメディアで大々的に報道されるが、医学界では全面的に否定された。
しかし、ウイルスは着々と日本に侵入しており、やがては世界的なパンデミックに。親友や、その兄と釣りに来ていて難を逃れた主人公は、吸血鬼化した人々から逃れ、山奥の秘密の洞窟に避難していた。
ある日、二手に分かれて散策していたところついに親友が捕まる。主人公は一人洞穴に逃げ戻ったが、するとそこに一人の少女が入り込んでいた。少女は主人公のガールフレンドだったが、既にウィルスに感染し吸血鬼になっており…
マチスン・ウイルス
物語に登場する奇病。
ルーマニアが発生源であり、感染した知的生物を吸血鬼に変える。ガス状にして散布しても同様。主人公の街もこれで擬似パンデミックを引き起こされた。
感染すると体の基礎代謝が極端に下がり、一時的に仮死状態になり。回復するが肌は青白く、瞳は赤く変化する。また、日の光は克服し、昼夜が逆転し、真夜中が明るく見え、今まで信じていた常識、価値観も状態前後では真逆の認識となる。
ただ、人と異なるパターン認識の違いで十字に見える図形は、見ると強烈な不快感を覚え気絶に陥る。例え心臓部に杭を打ち込まれても細胞再生が高く、数日で元通りになる。