赤木春恵
あかぎはるえ
日本の女優。(1924-2018)
概要
日本の女優。本名は小田章子。
1924年3月14日、中華民国吉林省長春県(現在の中華人民共和国吉林省長春市)出身。
1940年に松竹にニューフェイスとして入社し、同年に映画『二本松少年隊』でデビュー。1943年に大映に移籍したが、1945年松竹で助監督をしていた次兄が設立した慰問劇団に参加する為に大映を退社。召集された次兄に代わり劇団を率いて満州各地を巡業した。この時出会った森光子とは「心友(ソウルメイト)」とまで呼ふほど信頼し合う仲となった。
終戦後、満州で仲間と共に身の回りの物を売って日銭を稼いだり、ソビエト兵の暴行から身を守るため老婆に変装してやり過ごすなど苦労を重ねながらも1946年に帰国。
1947年、東映のプロデューサー栄井賢と結婚し一女をもうける。翌1948年東映に移籍。
「3年B組金八先生」や「渡る世間は鬼ばかり」などドラマでも活躍。2008年には“世界最高齢での映画初主演女優”としてギネス記録に認定されている。
最晩年にはパーキンソン病を患い、2018年11月29日に心不全により死去。94歳没。
没後の2019年には「渡る世間は鬼ばかり」のドラマSPで生前に赤木が演じていた小島キミも死去している設定になっており、遺影という形ではあるが出演している。