概要
原題はSword of Fortress:The Onomuzim。
北米では2018年1月9日、日本では2022年3月24日にPS4で発売さる。通常版は880円、デラックスエディションは1650円でこちらはサマエル:Ophiuchusの遺産という別のゲームも収録されている。元々LGSプロダクションズは低クオリティなゲームを作っている会社であり、第3弾となる今作も今まで同様にクオリティが低く凄まじい苦行を要するクソゲーとして話題になった。
あらすじ
何世紀も前に遠く離れた土地で強大な王が彼の周りのすべてを作成しました。ある日、彼の主要なメンバーの一人は、彼の代わりに王の王位と支配を取るためにいくつかの信者と王国で反乱を起こしました。これは、この王国で見られる善と悪の間の最も壮大な闘争の始まりでした。(公式サイトゲーム説明文:原文ママ)
苦行としか言えないゲーム内容
まず、このゲームは開始すると画質の悪いうえ飛ばせない数十秒のムービーを見せられる。ムービーが終わりゲームが始まると、プレイヤーは広大な平原に何の目的も知らされず放りこまれることになる。
(基本にテキストや会話はないため、上記あらすじ以外の詳細すら不明)
唯一表示されるのは次の目的地への方角と距離のみ、体力の表記もないためまずはそれに向かって走ることになる。しかしこのゲームは移動や攻撃、回避といった全てのアクションがもっさりしていて遅く、表示はされていないがスタミナも存在するためずっと走り続けることは出来ない。しかもその間は敵との遭遇やアイテムの取得もなにも無いため、数分間の間目的地に向かってマラソンをただ続けるハメになる。
そのような虚無を乗り越えようやく目的地にたどり着くと(内容の説明が無い)ムービーを挟んでからボス敵がフィールド上に出現する。
そこまで再び走ってから、いよいよボス戦が始まるのだが……これが地獄への入口である。
まず、敵の攻撃を受けると一撃死。大事なことなのでもう一度。“一撃死”である。しかも攻撃の当たり判定もおかしく、明らかに攻撃が終わった後の何もない空間にも判定が残り続けるため、回避した後に攻撃のため接近したら突然死してしまう事故が発生しやすい。
敵の攻撃はあまり激しくないがこちらの動きももっさりしていて遅く、判定のおかしさもあるため基本的には剣よりやや火力が劣るが遠隔攻撃のできる弓でチクチクと敵にダメージを与える事が推奨される。
遠隔攻撃のできる弓が存在するため、攻撃を受けないことは比較的容易である。
最大の問題は
“ボスのHPが倍々に増えていく”
という仕様である。
このゲームではプレイヤーの操作するキャラクターに成長要素はなく、それでいてボスのHPが倍々に増えていくということは、討伐時間そのものが倍々になっていくということを意味する。
このゲームのボスは14体。最後のボスの討伐にかかる時間は600時間以上と推測されている。このゲームを完全クリアしたければ、一撃死のプレッシャーの中一戦だけで600時間以上も弓をひたすら打ち続けるという苦行を通り越した拷問を要求されるのだ。そして、敵の攻撃を一度でも食らうと待っているのは……
最 初 の 平 原
そう、このゲームに“セーブ”や“コンティニュー”などというものは存在しないのである。
また、ポーズといった機能もないため途中からボスを倒すためには何時間もの間ぶっ続けでプレイし続けなくてはならない。
つまりこのゲームはただひたすらに倍々ゲームで増えていく討伐時間中オワタ式のプレッシャーを受けながら駆け引きもクソもない単調作業で敵を攻撃し、油断によって死ぬと全て最初から、という地獄の鬼すら青褪める賽の河原を要求されるクソゲーなのである。
このように、苦痛度だけ見ればこの世に存在するゲームの中でも史上最高と言って差し支えが無いレベルのクソゲーなのである。