PC3の概要
TRPGにおいて、ハンドアウト制、フェイズプロセッション等と呼ばれるプレイ形態で用いられるプレイヤーの参加枠。
「PC」はPlayer Characterの略で、文字通りゲームの参加者(=プレイヤー)が担当する駒(=キャラクター)である。「3」は単に三番目という事である。
PC3の特徴
PC3の役割を請け負ったキャラクターの特徴は、当然ながらシナリオにより異なるし、同じシナリオであっても担当したプレイヤーにより異なる。
とはいえTRPGは遊び相手の確保に苦労する娯楽の一つで、PC3以降が存在しうるのは3人以上(GMを含めれば4人以上)の仲間で集まる事が出来た時だけである。その為、市販シナリオ等では「いなくても何とかなる」ように作られているのだが、それでも基本的にPC3までは「いる事を前提とする」作り方をされている場合が多い。
「いる事が望ましいが必須であってはならない」という微妙な立ち位置にいるPC3に求められる役割は大体下記の通りである。
性能的な押さえ
物語的に「いないと困る」では困るため、PC3は物語的な関与が薄く、ゲーム的な側面から「いた方がいい」性能を求められる事が多い。
例えば市販シナリオで用意された「推奨サンプルキャラクター」を見るとPC1やPC2が敵を倒す能力を期待される事が多いのに対し、PC3は情報収集や回復、パーティの防御といった能力が期待される。
人間関係的な押さえ
これもストーリーとは直接関係ないが、PC1とPC2がそれぞれ「主人公」としての役割が期待されているため、それぞれが独自にその役割を果たそうとしてしまう危険性もなくはない。
そんな時、PC3にはまとめ役的な役割が期待される場合がある。ダブルクロスなどではPC3は別名「支部長枠」等とも呼ばれ、その傾向が顕著である。……が、これは例外が多いので、「PC3の特徴」と呼ぶにはあまり相応しくないのかもしれない。
pixivにおいてPC3タグがついたイラストは純粋に「PC3として作成されたキャラクター」の事を指す事が多いと予想される。