TRPGにおいて、ハンドアウト制、フェイズプロセッション等と呼ばれるプレイ形態で用いられるプレイヤーの参加枠。
「PC」はPlayer Characterの略で、「4」はその四番目にくるキャラという意味である。
PC4の特徴
PC4の役割を請け負ったキャラクターの特徴は、当然ながらシナリオにより異なるし、同じシナリオであっても担当したプレイヤーにより異なる。
TRPGは遊び相手の確保に苦労する娯楽の一つで、PC3以降が存在しうるのは3人以上(GMを含めれば4人以上)の仲間で集まる事が出来た時だけである。その為、市販シナリオ等では「いなくても何とかなる」ように作られており、PC4以降までは「参加者がいたら用意する枠」的な作り方をされている場合が多い。
とはいえキャラクターハンドアウトを用いるTRPGシステムは大体、4人での運用を理想形としている物が多い。その為、PC4以降の特徴は概ね下記のようになる。
好き勝手していい役どころ
市販のシナリオは大体3-4人を前提にストーリー構築がされていて、PC4以降は「参加者がいた時の為、一応設定しておいた」というようなケースが多い。
その為ストーリー的な制約が少なく、その分自由なキャラクターを作る事が出来る。
また、PC間コネクションも主人公格のPC1と結ぶ為、進行上置いて行かれる危険も少ない。
名脇役
どういうわけか、PC4以降の枠は「敵役を仇と追っている」などという設定がついているなど、PC3よりも物語の核心に近い場所にいる事がある。
自由なキャラクターメイキングも相まって、PC4以降の枠には「GMが思いつきでつけた一言設定」等をうまく自分なりに料理して魅せる「名脇役」的な役どころが要求される。
以上のような背景から、特にシナリオと関連づけずにPC4という単語を用いる際には、「名脇役」、また同時に「好き勝手出来る立ち位置」と言う意味合いで用いられる。
過度の謙遜が美徳とされるオタクコミュニティ等では真っ先に希望者が殺到する枠である。
※pixivにおいてPC4タグがついたイラストは純粋に「PC4として作成されたキャラクター」を指す事が多い。