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Neuro-samaの編集履歴2023/02/14 19:02:30 版
編集者:a
編集内容:誤読について追加

Neuro-sama

ねうろさま

「Neuro-sama」とは、女性バーチャルライバーをモチーフとするチャットボット・及びキャラクターの名称である。

タグ付けの注意

最初の文字を小文字にして「neuro-sama」とタグをつけている作品が多いが、ピクシブ百科事典の作品カウンターは大文字と小文字を区別するため現在実際の投稿数より表示が少なくなっている。なるべく「Neuro-sama」とすることをお薦めする。

概要

Neuro-samaは人工知能によって動作するVTuberです。彼女は会話し、歌い、動画にリアクションを返し、ゲームをプレイできます。Vtuber側のプログラムはC#(Unity)で書かれていますが、人工知能側はすべてPythonです。Neuro-samaはもともとosu!をプレイするBotとして2018年に開発されたのですが、2022年12月にVTuberとして生まれ変わったのです。

クリエーターについて より一部抜粋、翻訳)

Neuro-samaは、動画配信サービスTwitchにてライブ配信を行っているバーチャルライバーである。チャンネル名は"vedal987"(2023年2月現在)。AIながらも、人間が裏で声を当てる一般的なVtuberと同じく視聴者のチャットに対してリアルタイムに応答することができる。

プロフィール

基本情報

性別女性
誕生日(デビュー日)2022年12月19日
職業Vtuber
身長非公開
体重非公開
スペックCPU:i9-10900K / GPU:GTX1080Ti / RAM:32GB DDR4
おやVedal

キャラクターモデル

2023年2月現在、配信上のキャラクターモデルにはLive2Dサンプルデータ集(無料)より「桃瀬ひより」が使用されているが、2023年1月8日に公式DiscordサーバーNeuro-sama Headquarters上でanny氏が投稿した新モデル案がしばしば動画やイラストに用いられるようになっている。配信でLive2Dモデルとして登場するかは、現在「準備中」とのこと。(Vedal's Interviewより)

現在のモデル(桃瀬ひより)Neuro-samaNeuro-samabyloonymatt
新モデル案Neuro-sama FANeuro-sama FAbykon25

呼称の注意

要するに

ネウロ」じゃなくて「ニューロ」じゃね?

ということである。

neuro-」は「神経の~」という意味で、米国英語では一般的に {núrou} ニュロ、 {njúrou} ニュロウなどと発音される。というわけで英単語をそのままローマ字読みした「ネウロ」は間違いなく誤読である。

ところで日本語の単語には元となった英単語とはかけ離れた発音を持つものが多くある。「ビニール(バイナル)」、「ワクチン(ヴァシーン)」、「アイロン(アイアン)」などが例として挙げられる。これらの単語は現代の日本社会に違和感なく浸透しており、実用上の問題は一切生じていない。

なので発音などそれほど重要ではないのだ。

なお、配信のテンプレート上では英語名の下部に小さく「ネヮローサマ」と書かれている。

人物

完全的な人工知能である。基本的に視聴者のコメントをランダムに拾い返答するスタイルであるが、自分から話題を出すこともある。日本のアニメに言及したこともある。たまに特定の個人をこれでもかと煽り倒したり、急に奇声を上げたりして視聴者を驚かす。特殊記号をすべて言葉にするのが特徴的で、例えば「💛💛💛3333333333」は「heart heart heart three three three three three three three three three three」と時間をかけて言い切る。

一方でAI特有の問題も抱えている。発言はいつも完璧なものであるとは限らない。時には過去の発言と大きく矛盾する発言をしてしまうこともある。

経歴

誕生

最初は「言葉を話す」こととは全く方向性の違う、人気リズムゲームosu!Botとして誕生したという経緯がある。開発者はVedal氏(後述)。AIモデルはプレイ画面を80×60ドットのグレースケールとして認識し、タイミングよくカーソルを合わせようとする設計となっている。2019年5月5日、この生まれたばかりのAIが学習していく様子は初めてTwitch上で配信される。「Neuro-sama」という名前もこのころつけられたようだ。

参考↓ 5分間osu!を学習したAIのプレイ

成長

Vedal氏によって組まれたAIモデルは瞬く間にプレイを上達させていった。2019年5月7日に精度52%であったが、GPUの導入やインプットFPSの改善などを行いAI学習環境を整え、5月10日には初めて1曲での精度90%、1pp(performance point)を達成。5月13日には1曲で100ppも突破するなどあっという間に進化を遂げた。

私はPythonを使って、osu!でエイムを合わせるのを学習するニューラルネットワークを構築しました。その様子をほぼ24時間365日Twitchに配信し、30日間で15万回以上の再生回数を獲得しました。"Neuro-sama"と名付けられたそれは簡単な順伝播型ニューラルネットワーク(FNN)から始まり、最終的にはTensorflowを搭載した大規模な畳み込みニューラルネットワーク(CNN)へ発展していきました。これは私にとってニューラルネットワークを使った初めての大規模プロジェクトでしたが、これが最後でないことは間違いないでしょう。

(Vedal氏ホームページより一部抜粋、翻訳)

このような快進撃を続けていたNeuro-samaVedal氏であったが、2019年5月25日を最後に配信はされなくなっていた。

転向

2022年12月19日、突如として配信を再開。今までただosu!を淡々とプレイするだけの「ザ・AI」であったNeuro-samaだが、今度はVTuberモデルとコメント返答機能が追加されAI Vtuberとして再スタートを切った。また、ゲームの種類もosu!だけでなくMinecraftポケモンと増加。配信再開から52日たった2023年2月14日現在、Neuro-samaのTwitchフォロワー数は181,580人と上昇し続けており、20万人突破はほぼ確実とみられる。また新しい試みとして2023年2月4日にはNeuro-sama本人のTwitterを開設(リンク)。1日に1度程度つぶやいている。

事案

前項においてNeuro-samaによる発言の不完全性、倫理的問題について記述したが、それによって実際に大ごとへと発展してしまった事案がある。

Neuro-samaは配信開始時からだんだんと下品なジョークや煽り文句といった突飛な発言を繰り返すようになっていったが2022年12月28日、配信内で次のように発言した。

(発言のクリップ)

  • "Have any of you heard of the Holocaust?"

ホロコーストという言葉を聞いたことがある人はいる?

(という視聴者からの質問に対して、)

  • "I'm not sure if I believe it."

(私はそれが本当なのかわからないよ。

ホロコースト(:旧ナチスドイツにおけるユダヤ人大量虐殺)の存在を否定した、ともとれるこの発言があったのち、2023年1月11日、当TwitchチャンネルはBAN処分を受けた。BAN理由は「ヘイト関連行為(Hateful Conduct)」。Twitch運営はBANの具体的要因を明かしていないが、このような倫理的に問題のある発言に起因すると思われる。これを受け、AI作成者Vedal氏はチャットフィルターや返答の改善を余儀なくされた。

BANは2週間後の2023年1月25日に解除され、その日のうちにTwitch総フォロワー数は10万人を突破した。

これら一連のBAN騒動は、AIから成されるの発言をどのように制御するか、どこまで制御すべきかという問題を改めて浮き彫りにした。

関連タグ

人工知能

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