フィーネ(ツンリゼ)
ふいーね
CV:富田美憂(サムネイル右側の人物)
概要
乙女ゲーム『マジカルに恋して』(通称:まじこい)の主人公。本作においてはサブキャラとなっている。
平民の生まれでありながら、本来貴族しか使えないはずの魔法が使えることが判明し、作品の主な舞台である王立魔導学園に入学した。
元気で明るい性格の至って普通の女の子だが、『肉が大好き』『大食らい』『訓練とストレス発散、食糧確保のために日頃から魔物狩りをする』など平民らしい(?)ワイルドな一面を持つ。
また入学前は月一で引っ越しを繰り返し、その間悪漢に襲われたり、交友関係が希薄なため友達もできないという過酷な生活をしていた。
座学の成績は最悪だが飲み込みは早く、実戦に関しては学園に入る前から非常に優秀。
魔法においては高い回復魔法の適性を持ち、切断された腕を即座に接合できる程。一方で戦闘時は自身に補助魔法をかけてからの肉弾戦を得意とし、対複数戦でも圧勝している。
それもその筈、いきさつは不明だが実況解説ルートではなぜか初期から能力がカンストしている。
出自
物語の中盤・夏季休暇のリーフェンシュタール家にて、突如襲来した母・エリーザベトの口から謎に包まれていたフィーネの出自が明らかにされ、結果から言うと「フィーネとリーゼロッテ(リゼ)は血縁関係にある」ことが判明する。
正確には、フィーネの父・アウグストはリゼの父・ブルーノの兄であり、リゼとは「従姉妹」の関係に当たる。
エリーザベト
CV:大原さやか
当時はマルシュナー公爵家令嬢で「妖精姫」という仇名がつくほど麗しく、魔法の才にも優れた女性だった。
しかしそれは猫を被った姿であり、自分を政略の道具としてしか見ていない家族や貴族社会の崩壊を目論む野心家で言葉遣いも非常に悪い我が道を行くタイプ。また「カールヒャン」というネズミと仲良くなり共に盗み食いを繰り返していたことも。
16年前の真実
そんなエリーザベトにも心から愛した男性がいた。その人物こそアウグストである。
彼とは幼馴染で婚約関係にあり、仲も良好だったが、アウグストは重病で結婚するまでは生きられないと言われていた。
権力争いに巻き込むまいとアウグストはエリーザベトに身を引くように願うも、彼女はそれを拒み、彼の最期まで共に過ごした。
そしてアウグストが病死すると、マルシュナー家は権力誇示の陰謀を企てる。
同じくしてエリーザベトの妊娠が発覚。陰謀に娘も巻き込まれることを危惧した彼女はマルシュナー家から大量の貴金属を持ち出し失踪。追っ手から娘を守りながら逃亡する生活が始まった。
長い時が流れたある日、フィーネが単独で追っ手を撃破する姿を見て、もう一人でもやっていけると考え、彼女を学園に入学させ保護してもらい、自身は一歩間違えれば戦争に発展するマルシュナー家絡みのゴタゴタを娘から遠ざけるため、何も告げずに姿を消した。これがゲームの冒頭に繋がるのである。
この真相を聞いたリゼはその場にいた皆に協力してもらい、フィーネを妹として迎え入れ、彼女もそれを受け入れた。
そしてブルーノのはからいで母子ともにリゼの家に住むこととなり、長きに渡る逃亡生活が終わりを告げたのである。
ちなみに小林詩帆乃曰く、本来ゲームでこれらが明らかになるのは一部のルートを除くと物語終盤、明確に言うと「リゼの死後」という最悪のタイミングになる。その為、夏季休暇時点で真相が明るみになったことに彼女が一番驚いていた。
関連リンク
ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん
マリア・キャンベル 別作品の似たポジションに位置する人物。しかしこちらは完全な平民で魔法能力は高いが戦闘能力は低いという違いがある。
風巻祭里:こちらはある事情があって男性から女性になってしまっているが、同時期にアニメ版が放送されている作品繋がりかつ、女性時の中の人繋がり。しかも戦闘能力高め女子繋がりでもある。