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フィーネ(ツンリゼ)

ふいーね

『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』の登場人物、およびその中に登場する乙女ゲーム『マジカルに恋して』の登場キャラクター
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CV:富田美憂(サムネイル左側の人物)

概要編集

乙女ゲーム『マジカルに恋して』(通称:まじこい)の主人公。本作においてはサブキャラとなっている。

平民の生まれでありながら、本来貴族しか使えないはずの魔法が使えることが判明し、作品の主な舞台である王立魔導学園に入学した。

元気で明るい性格の至って普通の女の子だが、『肉が大好き』『大食らい』『訓練とストレス発散、食糧確保のために日頃から魔物狩りをする』など平民らしい(?)ワイルドな一面を持つ。

また入学前は月一で引っ越しを繰り返し、その間悪漢に襲われたり、交友関係が希薄なため友達もできないという過酷な生活をしていた。


座学の成績は最悪だが飲み込みは早く、実戦に関しては学園に入る前から非常に優秀。

魔法においては高い回復魔法の適性を持ち、切断された腕を即座に接合できる程。一方で戦闘時は自身に補助魔法をかけてからの肉弾戦を得意とし、対複数戦でも圧勝している。


それもその筈、いきさつは不明だが実況解説ルートではなぜか初期から能力がカンストしている。


出自編集

物語の中盤・夏季休暇のリーフェンシュタール家にて、突如襲来した母・エリーザベトの口から謎に包まれていたフィーネの出自が明らかにされる。

結果から言うと「フィーネとリーゼロッテ(リゼ)は血縁関係にある」ことが判明する。

正確には、フィーネの父・アウグストは現当主であるリゼの父・ブルーノの兄で、リゼとは「父方の従姉妹」の関係に当たる。


エリーザベト編集

CV:大原さやか


フィーネの母親


もともとはマルシュナー公爵家令嬢で、かつてリーフェンシュタール家の次期当主となる予定であった、アウグスト・リーフェンシュタールの許嫁(婚約者)であった人物。

「妖精姫」という仇名がつくほど麗しく、魔法の才にも優れた女性だった。実はリゼの母である画家、ヨゼフィーネ・リーフェンシュタールの描く連作シリーズ『妖精』のモデル。


しかしそれは猫を被った姿であり、自分を政略の道具としてしか見ていないマルシュナーの家族を敵視し、貴族社会の崩壊を目論む野心家で、目的の為には禁呪の取得もためらわない我が道を行くタイプ。また素行や言葉遣いも非常に悪く、「カールヒャン」というネズミと仲良くなり共に盗み食いを繰り返していたことも。


なお、のち兄の死によって、やむなくリーフェンシュタール家を継ぐ事になったブルーノや、その妻となったヨゼフィーネとは幼馴染の親友とも言える間柄で、当然、二人はエリザーベトのそんな本性を理解した上で「未来の兄弟(姉妹)」として朗らかな親交を持っていた。

フィーネの名前はリゼの母であるヨゼフィーネから取られたものである。


16年前の真実編集

貴族社会に辟易し荒れていたエリーザベトにも心から愛した男性がいた。その人物こそ許嫁であったアウグストである。


彼とは幼馴染で婚約関係にあり、仲も良好だったが、アウグストは重病で結婚するまでは生きられないと言われていた。

権力争いに巻き込むまいとアウグストはエリーザベトに身を引くように願うも、彼女はそれを拒み、彼の最期まで共に過ごした。

貴族社会の崩壊を望んだのも、禁呪の習得も、その全ては自分にとっての「ただひとり」であるアウグストとの愛を貫くため(のちにアウグストの血を唯一受け継ぐフィーネを守るため)であった。


そしてアウグストが病死すると、マルシュナー家は権力誇示の陰謀として次の婚約者にブルーノをあてがおうとする。

それと同じくしてエリーザベトの妊娠が発覚。陰謀に娘や親友(リーフェンシュタール家)を巻き込むことを危惧した彼女はマルシュナー家から路銀として大量の貴金属を持ち出し失踪。追っ手から娘を守りながら逃亡する生活が始まった。


フィーネが生まれ長い時が流れたある日、フィーネが単独で追っ手を撃破する姿を見て、もう一人でもやっていけると考え、彼女を学園に入学させ保護してもらい、自身は一歩間違えれば戦争に発展するマルシュナー家絡みのゴタゴタを娘から遠ざけるため、何も告げずに姿を消した。これがゲームの冒頭に繋がるのである。


そして編集

この真相を知ったリゼはその場にいた皆に協力してもらい、フィーネをとして迎え入れ、彼女もそれを受け入れた。


そしてブルーノのはからいで母子ともに公式にリーフェンシュタール家の庇護下に入ってリゼの家に住むこととなり、長きに渡る逃亡生活が終わりを告げたのである。


ちなみに小林詩帆乃曰く、本来ゲームでこれらが明らかになるのは一部のルートを除くと物語終盤、明確に言うと「リゼの死後」という最悪のタイミングになる。その為、夏季休暇時点で真相が明るみに出たことに彼女が一番驚いていた。


あと小林さんが通常の『まじこい』プレイで「誰も死なない」ゆえに唯一ハッピーエンド扱いしていた逆ハールートは、実はエリザーベトを確保してフィーネに対する人質にしたマルシュナー家に囲われて傀儡にされるルート(いわゆる密かに闇堕ちした傾城フィーネとマルシュナーによる国家瓦解ルート)でもあるため、エリザーベトの背景とマルシュナー家のロクでもなさを知った彼女は遠藤くんもろともに驚愕する羽目になった。そして二人は再度「公式に存在しない究極のハッピーエンド」を模索する事を固く誓う事となった。


関連リンク編集

ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん


マリア・キャンベル 別作品の似たポジションに位置する人物。しかしこちらは完全な平民で魔法能力は高いが戦闘能力は低いという違いがある。


風巻祭里:こちらは事情があって男性から女性になってしまっているが、同時期にアニメ版が放送されている作品繋がりかつ、女性時の中の人繋がり。しかも戦闘能力高め女子繋がりでもある。


ユア(英雄王、武を極めるため転生す):こちらもアニメ版の放送時期が同じで、中の人も同じだけでなく髪色もピンク。そして戦闘能力もハンパなく高め。

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