概要
放送部所属で本作の解説担当。
同じクラスの遠藤碧人を部員に誘い、遠藤の放送の練習に自分が好きな『マジカルに恋して』(通称「まじこい」)を使って自身は解説に回ったのだが…
2人の声はゲーム内であるはずのまじこい世界にいるジークヴァルト・フィッツェンハーゲンに届いたことから、ゲーム内では悪役令嬢扱いで悲惨な最期を迎えるリーゼロッテ・リーフェンシュタールを助けられないかと考え、遠藤と共にまじこい世界に介入することとなる。
『まじこい』ひいてはリーゼのファンでファンディスクまで完全攻略してリーゼを「リゼたん」と呼び、自作の人形を作るほど。
どういうわけか遠藤と小林の二人がそろわないとゲーム内には声が届かない。
美人の姉・千夜乃にコンプレックスを抱いており、遠藤も姉のような人間が好みなのか気になっている。
ゲームプレイヤー時の能力
「神の寵愛」をジークに与える事で声を伝える事が出来るようになった。対象者の運を上げると共に対象者に声を聞かせたり、その対象者の行動をある程度把握できる(ゲーム画面とテキストのみなので細かい行動までは把握できない)。
以後ネタバレ注意
実はまじこい世界はゲームの世界ではなく、ゲームの製作者である俳優・久遠桐聖に憑依した神・クオンとその妻リレナが創造した実在する異世界。
まじこいはヒロイン・フィーネの魂をクオンが自分の物のするためにゲートを作るための媒体だったのだが、リゼとジーク、遠藤と小林、それぞれの両片思いの気持ちがシンクロしたことで向こうの世界に二人の声が聞こえるようになったのである。
二人の声が届いたことでリゼのみならずゲームでは悲惨な結末を迎えるはずだった他の人間達、そして破滅の魔女としてリーゼと共に滅ぼされる展開だったリレナも救い、後にリレナ共々、遠藤と小林は3大神として語り継がれていくのである。
後日談で邪神クオンのジークを狙ったもう一つの計画を暴くという洞察力を発揮した。
続編ネタバレ
遠藤碧人と小林詩帆乃は結婚して子供である長男の遠藤広夜がいる事が判明。
息子の遠藤広夜には母のヤンデレ属性が引き継がれ、詩帆乃の母の【ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテ】好きを息子に聞かせ続けた影響でツンデレが面倒と思っている模様。
息子の幼馴染の花咲冬奈は遠藤広夜がツンデレ好きと思い込み、ツンデレを目指すと言い出すなど、次世代の恋愛沙汰にも影響を及ぼしている。