CV:木村昴
概要
『終末のワルキューレ』における、大相撲史上最強の『無類力士』雷電為右衛門(関太郎吉)。
神対人類最終闘争(ラグナロク)の人類側の闘士として、ブリュンヒルデに選出された神殺しの13人(エインヘリャル)の一人で、第五回戦にて宇宙の破壊神・シヴァと死闘を繰り広げた。
人物像
髪を後ろで纏めた巨体の大男の姿をしており、口癖は「おめったいのう」。初登場時は闘士控室で大勢の女性と共に裸で爆睡しており、その前に大量の食器があったことから、ゲル曰く欲望の権化。だが、それもあってか自分の思いにも忠実であり、神器錬成する前のスルーズに対しては二撃で完落ちさせている(一撃目はスルーズは冗談と思っていた模様)。神器錬成後は身体に赤い線が入っている。また、後述する過去の影響か、「どいつもこいつもなんで喧嘩が好きなんだろうねぇ」と嘆いていた。
過去
「雷電ほど相撲を愛しながら、相撲に愛されなかった力士はいない」
雷電もとい太郎吉は生まれつき筋肉が異常発達しており、幼少期の頃、そのせいで四肢とあばらを骨折した。それに対抗するため、「百閉」という殻の筋肉を作り出した。だが、それでいてなお、彼は怪物だった。他の子供達からは「でえだらぼっち」と呼ばれ、太郎吉はなかなか他の子供達と遊べずにいた。
しかし、太郎吉の母けんに、「その力…弱いもののために使ってくんろ…」と諭され、その願い通り、太郎吉は心優しい子に育っていき、このまま故郷、信濃の地で皆に愛されながら暮らしていく…
…はずだった。
1783年、浅間山大噴火が起きた。
降り積もる火山灰の影響で作物は全滅、これにより信濃全域で餓死者が続出した。
太郎吉は故郷の為に江戸へ行き、相撲で大金を稼ぐことにした。浦風部屋にて太郎吉は自分の力を危険視し、他の力士達とぶつかることを拒否するが、そこで後の第四代横綱、谷風梶之助とぶつかることになる。何度も倒された太郎吉は、相撲の面白さに気付き、そこから谷風の元で相撲に明け暮れることとなる。
そして松江藩預・雷電為右衛門となって迎えた初土俵にて、雷電は生ける伝説となり、信濃含めた日本全土を照らす、名前通り雷光となった。
しかし、彼にとっての絶頂は、突然の終焉を迎えることになった。
ある時の土俵にて、雷電は相手の方を見ると、その相手は恐怖してしまった。まるで"あの時"の子供達のように…
しかし、仕送りをするには、相撲しか無いと考えた雷電は、自身の最も得意とする技を封じた。それでもなお、雷電は勝ち続け、得た金を故郷に送り続けた。
こうして「無類力士」と呼ばれた雷電だったが、彼は一度も全力を出せないまま、土俵を去ることになった
戦闘スタイル
最初は相撲ではなく総合格闘技で戦っていたが、途中から相撲を中心とした戦闘スタイルとなっていく。また、神器「超筋外骨締廻」によって百閉を解除しても問題なく戦えるようになったことから、恐らく総合的に最も火力の高い闘士の一人と言える。更に雷電最後の大技八咫烏は、音まで飲み込むほどの絶大な威力を持つ。
登場時の謳い文句
日出る国に生まれし
最強の格闘技がある!
"相撲"
その2000年を誇る
歴史の中で
誰もが認める
史上最強の漢がいる!!
"張り手"
"鉄砲"
"閂"
"鯖折り"
ただ強すぎるが故に
それらの技を禁じられてなお
漢は
最強であり続けた!!
勝って勝って勝って
それでもまだ勝ち続けた!!
20年以上土俵上の帝王であり続けた漢を
人々はこう呼ぶ
「無類力士」
その名は
雷 電 為 右 衛 門