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概要

Fate/Requiem』に登場するアヴェンジャークラスサーヴァント

劇中から5年前、当時9歳の宇津見エリセがグループセラピーで知り合った『革職人の男』と契約していたサーヴァントで、今の街に馴染めず苦悩するその男にどこか共感を覚えたエリセは、彼らと親しく接するようになる。

しかし二人の正体はモザイク市を騒がせていた連続猟奇殺人事件の犯人であり、激変した世界を受け入れられないあまり破滅願望に飲まれた男と「相性のいい」サーヴァントとして喚ばれたという訳である。

程なくして真相を知り襲撃されたエリセはやむなく男を討伐。マスターを殺されたルイ17世は消滅した。

真名

ルイ16世とマリー・アントワネットの次男にして最後のフランス王、ルイ17世

フランス革命により幼くしてタンプル塔に幽閉され、激しい虐待を受け続けたという。

後にそのあまりにも非人道的な扱いが問題視され、待遇が改善されるも時すでに遅く、病気による衰弱で死去。享年10歳。

人物

一人称は「僕」

白磁の人形を思わせる端正な容姿の少年で、母譲りの愛らしい姿は「天使のよう」とも称されている。

意外と口数は多くフランクで、歯に衣着せない皮肉屋。エリセとは友人のように接していた。

しかしその内面は、おぞましい闇に満ちた虚無感と退廃思想の塊。人生経験というものが無かったためか、他の誰よりもアヴェンジャーとしての在り方に支配されている節も見受けられる。

能力

生前の関係上、本来はサーヴァントとして成立し得ない「幻霊級」に相当するものと思われ、まともな戦闘行為が出来るような力や経験も皆無な模様。

霊基数値の基準が非常に低い『Requiem』の世界観だからこそ実現した召喚といえ、劇中ではマスターと共謀し他人を「誑かし罠に嵌める」事で下記の宝具発動まで漕ぎつけていた。

宝具

泥の監獄に死の救済あれ(La Grosse Tour)

  • ランク:不明
  • 種別:不明
  • レンジ:不明
  • 最大補足:不明

生前彼が生涯を過ごした牢獄を再現する、固有結界じみた性質の宝具。

マスターの革工房から続く隠し部屋と同化して展開され、地下室を左右に鉄格子の牢獄が並ぶ地下牢へと変貌させていた。

物理的、魔術的に隔絶されたこの牢獄に一たび捕らえられれば、生前の彼のように外部に助けを求めることは不可能。維持するための魔力は、監禁され衰弱死していく犠牲者達からも搾取される為、コスト自体は優良である。

一応、宝具としては「ただ閉じ込め続ける」だけの代物で、ある程度力のあるサーヴァントなら破壊・脱出も可能だったと思われるが、殆どのサーヴァントが宝具使用も出来ない程弱体化している『Requiem』の世界観が上記の被害を可能にしていた。

関連人物

生前

マリー・アントワネット

実の母親。

最期に漏らした言葉から、彼女のことは今でも慕っているようである。

Fate/Requiem

宇津見エリセ

友人……とエリセは思っていたが、向こうは個人や人間として見ていたかも不明。

編集者:平和願う初夏
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