概要
路上や劇場などで様々なパフォーマンスを披露し、金銭を得ることを生業とする人の事。数千年前から存在する古典的な職業の一つで、発祥当時は流浪の旅芸人として生きる人たちが多かったものの、現在はそれだけで活動できるような人たちもいる。
かつての日本においては大道芸は主に2つの系統があった。ひとつは江戸時代に多くの大名家が取り潰された事により職を失った浪人たちが始めたケースで、彼らは「乞胸」と呼ばれた。もう一つは半僧半俗の代願人が俗化して様々な芸能を行うようになった「願人坊主」である。彼らは羽黒山か鞍馬山どちらかの支配下にあった。