概要
FATEは『RPGツクールDante98』とスーパーファミコン用ソフトの『RPGツクールSUPERDANTE』のサンプルゲーム。
Dante98版の「Fate ~The ancient relation~」が原版であり、SUPERDANTE版の「FATE」はイベント等がかなり縮小されている。
あらすじ
かつて魔法の力を持っていた神々は、ある悪神が暴れたことをきっかけに自らの力の危険性に気付き、魔法の力を聖剣ユグドラシルと魔杖レーヴァテインに封印して人間へと転生した。
それから長い年月が経ち、世界を統べる3つの城の1つであるアスガル城の王子ライネスとミズガル城の王女ファルミアは婚礼の日を迎えていた。
その頃ウドガル城ではレーヴァテインのやり取りが行われ、そしてアスガル城の南の遥か昔からそびえ立つ世界樹に雷が落ち、世界中に魔物が溢れ始める。
登場人物
パーティーメンバー
ファルミアとの婚礼の日に世界樹から聖剣ユグドラシルと己の使命を伝えられ旅立つ。
Dante98版では世界樹に雷が落ちたことから様子を見に行くという真っ当な理由で世界樹の元へ向かうが、SUPERDANTE版では世界樹から直接呼びかけられてしまい、「世界樹が呼んでいるんだ」とファルミアにのたまう、傍から見たら危ない人。
ヒロインであり紅一点。ミズガル城の王女でありライネスの婚約者。
世界樹から魔法の力を授かるが、そのあまりに強大な力で周囲に危害を及ぼしてしまうことに苦悩する。SUPERDANTE版では魔法の力に苦しむ描写がカットされた。
更にDante98版にはあった父とのやり取りもカットされてしまい、ミズガル城の惨状に対する反応が淡泊になってしまった。
パーティで唯一攻撃魔法を使うことが可能で、最強の回復魔法ヒールブルーもファルミアだけが使うことができる戦力の要。
フェンサリルの街の武器屋の店主。
当初はウドガル城の魔物を自分で倒そうとライネスから聖剣を奪うなど先走った行動を取るが、和解後はライネスの旅に同行する(SUPERDANTE版では大半の台詞がカット)。脳筋。
ドヴェルクの街の僧侶。男性。世界の平和を維持する為に魔法の力を持って生まれた者を狩る一族の末裔であり、当初はファルミアの命を狙う。
機種によって仲間になる経緯が異なり、いずれの場合でも「ファルミアが世界樹から力を授けられるに至った元凶は魔王デューの復活なので魔王を倒して魔法の力の根元を断つ」という理由で仲間になるが、
Dante98版ではライネス達と別行動を取っていたファルミアを監禁し、ファルミアを助けに来たライネスに説得されて和解する。
SUPERDANTE版ではライネス達を教会の地下に誘い込み、始末しようとしたところを魔物(Dante98版でファルミア監禁イベントの前に登場していたボス)に襲撃され、ライネス達に助けられて仲間になる。
悪役
魔杖レーヴァテインの力で悪魔と契約したウドガル城主によって呼び起され、復活した古代の魔王。
世界征服の為に魔物を地上へ送り出し、更にレーヴァテインを封じる力を持つ聖剣を持つライネスへ次々と魔物を差し向ける。
魔王デューのしもべ。魔王デューが居るヴィーグリーズ城へ向かうのに必要な道具であるギャラルを強奪する。
登場する魔物の中ではデューよりも台詞が多く、罠を仕掛けてきたり再戦の機会があるなどインパクトがある。
Dante98版では原典通りの生の半身と死の半身を持つ女性の魔物。SUPERDANTE版では素材の不足により見た目が男性のミノタウロスで女口調のままというオカマキャラと化してしまった。
魔杖レーヴァテインを持つウドガル城の王子。真のラスボス。
正体はライネスの実の兄で、ユグドラシルとレーヴァテインの秘密を知っていた為に多くの不幸に遭い、父親への復讐と世界征服を目論んでいた。うあんねす。
NPC
ゼネキス
ライネスの父。SUPERDANTE版では出番がほとんど無いが、Dante98版では凄まじいヘタレ。