PS2で発売された「Toheart2」に18禁要素を加え、Windowsに移植した「ToHeart2 XRATED」から登場した新キャラクター。家庭用機用「Toheart2」にはPSP版、PS3版などで登場している。
通称は「さーりゃん」
声優を務めたのは小野涼子
身長163cm・87/57/83、AB型。誕生日は9月20日。
貴明の一学年上の現生徒会長で、新撰組の土方歳三由来の「副長」とあだ名される優秀だが、冷たい印象で他人を遠ざけがち人物。
前生徒会まーりゃんの元で副会長を務め、まーりゃんが引っ張りこんだ形で生徒会に入るが、「お祭り生徒会」と呼ばれるほど、考え無し、思いつき即行動で、予算度外視な施策で生徒からのウケは抜群だったが、書いたように予算が回らなくなるほどで、その尻拭いをすべて行なっていたようである。雄二などの台詞では他にも生徒会役員はいたようだが、一人で完璧にすべて取り仕切りすぎて、必要無しとされ皆辞めてようである。
その為、シナリオ開始当初は「負の遺産」とまで言われた後始末の要因ともなった、前生徒会長まーりゃんとの関係は一方的にささらが拒絶する形ではあったが、冷戦状態であり、シナリオ途中で完全に拒絶して喧嘩別れする。
河野貴明とはこれを前後して出会っており、直接出会ったのは卒業式の日、屋上で出会った事から始まるが、この時ささらは出会った事はここだけの話にしてほしい、とそれ以降の接触を拒否するが、まーりゃんのお節介もあって、出会う事が多くなる。
本来の卒業式に単位不足で卒業できなかったまーりゃんの為に、貴明は終業式で追い出し式を企画。その当日、卒業式同様、またも行方をくらますささらに対し、貴明はささらがなぜ卒業式などに出ようとしなかったかを問い詰める。やがて式は始まり、生徒会長として送辞を述べるが、彼女はそれを最後まで言い切る事が出来ず、満場のさなか「おねがい、卒業しないで」と泣き叫ぶ。
彼女が卒業式に出ようとしなかった理由、それはひとえにまーりゃんが卒業していなくなる事を誰よりも望まなかったからであった。しかし、まーりゃんは「無理だよ、さーりゃん」と拒絶。かつては本当は自分はささらが大嫌いだったと言う、誰をも拒絶し孤立するささらを見るのが嫌だから、自分の力でそんなささらがいなくなるように、生徒会に引き込んだと言う。式の後、まーりゃんは貴明にバトンタッチを言い渡し、ささらの事を任せるのだった。
その後、貴明とささらは付き合う事に・・・はならず、貴明は生徒会長とその仕事を手伝う人間としての立場を貫こうとした、周囲からは一時副会長扱いもされたが、本人にその気はなく、本来副会長を指名する立場のささらもはっきりさせず、まーりゃん先輩の介入もあって、貴明が就くわけにもいかなくなった事もあり、貴明が副会長をやれる人間を探す事となり、この春に転入してきたタマ姉(向坂環)にお願いするのだった。環は承諾して、貴明もこのみと共に正式に役員となり、新生生徒会の活動がスタートする。
生徒会役員問題は解決したが、解決しなかった、というか混迷を見せたのが、貴明とささらの個人的関係について、である。貴明は例によって煮え切らない態度で、ささらとはそういう間柄でないと否定し、ささらもささらで、環の方が貴明に相応しいを遠慮がちになるが、これを不満としたのが、当事者であるタマ姉と、ささらにモーションをかけだした向坂雄二となる。
その後の登場作品
ゲームでは先述の「XRATED」と「Anotherdaysに登場。ADではまーりゃん先輩の暴走で日本に戻ってきてしまうが、XRATEDとのシナリオは繋がらなくなっている(全員と知り合っていて、かつ誰とも結ばれない展開で、貴明と恋人同士では無い)。前作にも増してまーりゃん依存が高まっており、首輪をつけられたり、実質まーりゃんによるハーレムエンドの一員になったりと、本人はそれで幸せそうである(多分)。
ファンディスク「愛佳でいくの」のRPG『FINAL DRAGON CHRONICLE』でのささらのイラストは、どう見ても巨乳には見えなくなっている・・・何があった?
アニメではTV版では登場がなく、後にシリーズ化されたOVAになってようやく映像出演するようになった。
また御形屋はるかによる漫画版では、おまけシナリオに登場。まーりゃん先輩とハッピーエンドを迎える。お幸せに。
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AQUAPAZZA ToHeart2 ダンジョントラベラーズのキャラとして参戦