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概要編集

CV:沢海陽子


アイオーンの仲間の悪魔で、彼の第一の刺客。

本作で、子爵レライエの次に登場する印象的な強敵で、二巻の冒頭から登場。

刺客の小さな蜘蛛を使って市民たちを操っていた。サンフランシスコ行きの汽車・キャピトルリミテッド号の頂上でロゼットと対峙する。

1人の女性として上司のアイオーンに想いを寄せているが、アイオーンが自分を嫌ってヨシュア(アニメではロゼットも)ばかりを構うため、アイオーンに気に入られるためにアメリカの善良な市民たちを犠牲にし、嫉妬心をヨシュアの姉のロゼットにぶつけようとする。

魔界(パンデモニウム)の首が暴れた際に下半身を失い、現在の蜘蛛の姿になった。

同僚のジェナイと仲がいいのに、彼女の心の中にいた男性はアイオーンだったようである。

戦いの最中にロゼットの服を破いて辱めたこともあった。


七つの大罪の「嫉妬」がモデルで、クロノ(怠惰がモデルだった)とアイオーン(傲慢がモデルだった)以外で、初期設定表から採用された唯一の悪魔。


余談編集

『自分の愛する男性に愛される女主人公を嫉妬心からいびり、その事実を女主人公に指摘され、優越感を持たれてしたり顔をされる』という王道エピソードが描かれた唯一の女性。

アニメ版ではロゼットに「あなたは愛されていない」とまで言い放たれてしまう(ロゼットはその後、自分がアイオーンに無理矢理キスされるとは思いもよらなかったであろう)。

初期にこのエピソードを出すことで、『本作でこのキャラ付けの女性キャラはリゼール以外にいない』と強く印象付けているのが分かる。

例えば、ロゼットとシスターケイトの喧嘩やロゼットとサテラの喧嘩は最初から最後までギャグタッチであり、サテラとフロレットの姉妹対決は「本体のフロレットらしさ」を巡るアイデンティティ勝負で恋愛勝負や女性としての魅力勝負ではなく、クロノとロゼットの喧嘩はギャグタッチな上に恋愛関連よりも魂の残量や仕事関連の話が多く、クロノがロゼット以外の生きた女性を見ていてロゼットが嫉妬するエピソードは存在しなかった。

リゼールがヨシュアとフィオレの仲の良さ、ロゼットとクロノの仲の良さに気付いていたかは不明で、アイオーンとマグダレーナの仲を心配している様子はなかった。

リゼールがクリストファ姉弟に向けていた敵意は、「恋人持ちの癖にアイオーン様にまで愛されやがって」という逆恨みだったのかもしれない。


原作では、ロゼットはアイオーンと生きることに執着するリゼールに情が移ってリゼールにとどめを刺すのを最後の最後まで躊躇しており、本作におけるロゼットの基本性格の良さとサブヒロインたちの扱いの良さを決定づけているのである。

悪女にまでシスターとしての慈愛を見せるロゼットが、仲間の同性を粗末に扱うはずがない。


ロゼットはかつて弟のヨシュアを意図せずにかわいそうハラスメントで傷付けてしまったことがあるが、ロゼットは悪役で同性のリゼールに一切かわいそうハラスメントを行っておらず、ロゼットが悪意で毒のある台詞を吐く性格ではないと決定づけている。


余談であるが、完全版にて、ロゼットは聖女マグダレーナに劣等感を抱いていたのが明らかとなり、自分もリゼールのことはとやかく言えなくなってしまった。


蜘蛛女になる前のリゼールは、ジェナイと夫婦漫才しつつもアイオーンを慕うかなりの萌えキャラであり、回想シーンに再登場して株価が上がったキャラであり、『奴は四天王の中でも最弱…』パターンのアンチテーゼを担っていた。


関連タグ編集

クロノクルセイド

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