概要
CV: 皆川純子(アニメ版)
CV:保志総一朗(ドラマCD版)
ロゼット・クリストファの弟で、物語当時15歳。ロゼットと同じくアメリカの孤児院育ち。
将来の夢は冒険家だが、体が病弱だった。
他人の怪我を直す治癒能力を持つが自身の体は直せない。
ロゼットに過保護にされて強いコンプレックスを持ってしまう。
アイオーンが使役した鷲に「尖角(ホーン)を付ければ強い体を得られる」と誘われ、尖角を身に着けた形で攫われる。
実はアズマリアと同じ「御使い」と呼ばれる地上代行者(アポスルズ)で、七つの美徳の「希望」の体現者。
アイオーンの元ではメイドのフィオレに介護されていた。苦手な食べ物はニンジン。
原作では正気に戻った後で贖罪のためにマグダラの牧師として活動したが、アニメでは記憶を失い幼児退行してしまった(15歳で年齢がストップする役がフィオレからヨシュアに変わった)。
余談
男性の囚われの姫役。
ホーンを付けられた後は堕天使のような印象的な容姿をしており、ホーンを取った後が、ネクタイを頭に巻いた酔っ払い風だったのも笑いを誘った。
ドラマCDでは小クロノが女性声優でヨシュアが男性声優、アニメ版では大・小クロノが男性声優でヨシュアが女性声優だった。
最終決戦のロゼットの「現実で積み重ねて来た経験や覚悟はボーッと夢見てたあんたには絶対に越えられない」という説教から、フィオレ(アニメ版ではレミントン牧師にも)にずっと介護されている人物というイメージがあるが、実際はそうではなく、咎人の仲間としての活動以外をしていなかっただけで、フィオレが一方的に彼の面倒を見ていた訳ではない。
彼の強大な力はほぼホーンによるものだが、パイプオルガンを使った地上代行者たちの操作はヨシュア本人の実力だった可能性がある。
原作では魔界が(中枢部の中の人が消えていただけで)、物理的に確かに存在しているのに対し、アニメ版では抽象的な存在であり、ヨシュアの出番がかなり削られていた。
ロゼットとヨシュアが幼少期に誓い合った際の台詞は、マグダレーナの最期の台詞ほどではないものの、読者によって解釈が分かれる印象的なダブルミーニング風の台詞となっている。
解釈によっては近親愛的な台詞にも聞こえるが、本作におけるクリストファ姉弟とハーベンハイト姉妹の役割はまったく同じであり、性的に解釈した場合も、「一緒に大人になって恋人持ちにもなろう」と誓い合っているようにも聞こえ、実際に、本作において両想いの男女の恋愛を担当していたのは、クロノ×ロゼットとヨシュア×フィオレであった(結末はぼかされていたものの)。
後日談でヨシュアはロゼットに「お礼を言いたい大切な人(フロレット)」について話しているが、ロゼットがどこまでヨシュアとフロレットの仲を理解しているかは不明だった。
オマケ漫画では妙に男性陣の扱いが悪いが、アニメ版のEDを見れば分かる通り、本作の最重要メインキャラは10代6人で、アニメ化前から10代6人を最重要メインキャラと解釈したファンアートが多かった。
ヨシュアに関しては、アニメ版のOPと新装版の表紙に単体のカットがなく、アイオーンに最重要メインキャラのポジションを奪われがちで、扱いが曖昧な部分がある。
新装版の5巻の表紙は、ヨシュアヴァージョンも描き下ろされていたが、構図が気に入らなかった(表紙に絵を収めるために銃を持つ手を逆向きに直さないといけなかった、版権映画のキャラのポーズに似ていた)のでフィオレになったらしい。
リリスの器から抜け出た何かの憑依からロゼットを助けようとするシーンも尺度の都合で削られている。