ドクター中鉢
どくたーなかばち
(CV:小形満)
概要
『Steins;Gate(シュタインズ・ゲート)』の登場人物。
学会から追放された物理学者で、世間では色物発明家として知られている。
7月28日、秋葉原のラジオ会館で「タイムマシン開発成功会見」を開く。しかし、偶々会見を訪れていた岡部倫太郎に自身の提唱するタイムトラベル理論がジョン・タイターのパクリであると批判され、何も言い返せなくなってしまう。
これだけであれば、単なるモブキャラで終わっていたのだが……。
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ネタバレ注意
本名は牧瀬章一。牧瀬紅莉栖の父親である。
かつては幼いながらも難解な物理学の話を理解できる紅莉栖と純粋に議論を交わしていただけだったが、いつしか娘に論破されるたびに科学者としてのプライドを傷つけられていくようになった。
以来、自身より遥かに優秀な頭脳を持つ紅莉栖を認めることができず、一方的に憎悪している。当の紅莉栖は自分が父の自尊心を傷つけていたことを反省し、和解したいと考えていたが、その思いは届かぬまま7年ものあいだ別居状態が続いていた。
そして岡部にやり込められた7月28日の「タイムマシン開発成功会見」終了後、紅莉栖に会う。そこで紅莉栖が書き上げたというタイムマシンに関する論文を読み、自身の名義で発表しようとする。
しかしあくまでも自分と牧瀬章一との共同名義で論文を発表するつもりだった紅莉栖は、思わず「盗むのか」と糾弾。これに激昂した中鉢は、紅莉栖を殺害しようとするも8月21日の未来から来た岡部倫太郎の乱入により妨害される。
β世界線では、紅莉栖を守るために中鉢を刺殺しようとした岡部が、逆に紅莉栖を殺害してしまう。その後、中鉢は紅莉栖から盗んだ論文を持ったままロシアに亡命。
この論文をきっかけとしてタイムマシン開発競争が激化し、第三次世界大戦の引き金となってしまう。
シュタインズゲート世界線では、論文の入った封筒に紛れ込んだうーぱが金属探知機に引っかからない普通のうーぱだったために、ロシアに向かう飛行機の貨物室で起こった火災により論文は焼失。中鉢の亡命は失敗に終わり、単なる異常者として空港で連行される。