五行山・釈迦如来掌
ごぎょうさんしゃかにょらいしょう
御仏の加護、見せてあげる。でぇーい!
概要
敬うべき仏にして天界に於ける(前世での)師、釈迦如来の力のごく一部を借り受ける。
かつて孫悟空が至ったという「世界の端」―――すなわち巨大な釈迦の掌そのものが空から落ちて、仏法を貶めんとする敵対者を懲らしめる。
対軍・対城宝具。覚者掌底。
敵を無数の掌底で打ち据え、必勝の一撃として釈尊の加護を以て自らの手に御仏の御手の力を宿し、相手を彼方へと吹き飛ばす。
インパクトの瞬間、その掌は釈迦如来の示教の御手を顕現させる。
もう一つの宝具「記別・栴檀功徳仏」を発動させた状態での全力解放では、天竺帰りの本当の玄奘三蔵の力を放つという物に変化する(本人曰くファイナル如来掌)。
だが仏である本来の彼女の力はサーヴァントの霊基に許される物ではなく、その発動は自身の存在と引き換えになる。
これは宝具「記別・栴檀功徳仏」の【未来で「栴檀功徳仏」となった三蔵法師を一時的に再現する】という性質上、霊核が強大な負荷に耐えきれずに崩壊し、「壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)」に限りなく近い性質を持つことになるためである。
『Fate/Grand Order』における性能
- ランク:B
- 種別:対軍・対城宝具
- レンジ:???
- 最大捕捉:???
ゲーム内での種別はBuster。効果は【敵単体に超強力な攻撃&クリティカル発生率を大ダウン(1ターン)】。
モーションはどこかで見たような機神拳奥義そのもの。
最後の岩壁に敵を殴り飛ばして叩きつける演出はいうまでもなく、そこにいたるコンボも最初の震脚、そして初動の突撃から連撃につなげるジャブが端折られている程度の差しかないほぼ完璧なオマージュである。
どう見ても超級修羅神です、本当にありがとうございました
ロボではないため「お前はどこぞの修羅か!?」などとも。
またフィニッシュ時に金色の仏身がバックに光る様は、某カンフー映画の究極奥義を彷彿とさせる。
この光像、何気に彼の救世主御当人だったりする。
強化クエストが実装され、「超強力な攻撃」が「超強力な防御無視攻撃」へと変化。
宝具の攻撃倍率が上がっただけでなく、防御バフを貫通して痛打をぶち込める強烈な特性を手にした。
余談
なお、攻撃開始時に悟空の移動術である觔斗雲らしきものに乗って突撃しているようだが、これも本来であれば人間である三蔵は乗ることができない(経典を貰う前後以降であれば乗ることが可能)。この觔斗雲に限らず、雲に乗れるのは神仙や妖魔、そして無生物と解脱済み(凡体、つまり肉の体を卒業した者)の存在に限定されており、原則人間は乗れず、術者が背負ったりして乗ろうとしても術者諸共雲から落ちてしまうからである。
悟空はこの事を「雲で泰山(中国の大きな山の一つ)を運ぶことはできても人を運ぶことはできない」「いうならば、『雲に乗るものにとって、人は泰山よりも重い』」と評している。
経典を貰う前後で三蔵は溺死という形で解脱をした(厳密には元に戻った)ため、これ以降であれば雲に乗ることができる。