要圭
かなめけい
「そしたら俺が葉流火を日本一の投手にしてやるからさ」
「打倒 智将要圭だ!! 俺は俺を超えてみせる」
概要
『忘却バッテリー』のもう一人の主人公(クレジット、表紙担当が2番目)。
宝谷シニア時代は、常に冷静沈着、鋭い観察眼と巧みなリードでチームを勝利に導く天才捕手として名を馳せており、清峰と共に「怪物バッテリー」とも称されていた。
しかし、記憶喪失によって野球に関するあらゆる知識と興味を失い、名立たる強豪校からの推薦を押し切り野球部の無い都立小手指高校へと進学した。また、記憶喪失に伴って性格も生来のズボラなアホになっている。
時折突発的に記憶が戻り、かつて智将と呼ばれていた頃の振る舞いを見せるが、暫くするとまたアホに戻る。また、記憶を失っている間の記憶は智将状態にはなく、逆もまたしかりである。
「パイ毛」という謎の一発ギャグを持っており、随所で披露しているが、現状ウケているのは清峰と土屋和季の2名のみ。なおその土屋のウケも、ギャグに対するものではなく、「かつての天才が記憶喪失でアホになっている」という二次元要素への反応であり、実質清峰1人にしかウケていない。ただしその清峰的には「有吉超え」だという。
智将・要圭
先述の通り、記憶喪失前は智将とあだ名されるほど優秀な捕手。走り込み1時間、素振り500本が日課。添加物を気にしてスナック類は口にしない。ヒットを打っても喜びをあらわにしないなど、とにかくクールでストイック。自分にも他人にも厳しい選手だった。
それらの実力はコンマ一秒の動作の短縮や、より洗練されたリード・配球のための努力に裏打ちされており、記憶を失ってもなお身体に沁みついた経験として現れている。
人間関係
リトル時代から共に野球をしてきた幼馴染。「怪物バッテリー」として知られた。記憶喪失後は野球をやめて青春を謳歌するつもりだったが、「俺と野球しろ」とどこまでも追い縋ってくる清峰に根負け。バッテリーではなく、友達として関係を再構築する。