具体的にいつからいつまでを明治維新と指すかは定まっていないが、狭義的には徳川幕府が朝廷に対し政権を奉還(大政奉還、1867年)した事を指し、広義的な年代にいえば、ペリーによる黒船来航(1853年)から、西郷隆盛による西南戦争終結(1877年)までのおよそ四半世紀に起きた開国から倒幕運動、武士階級の終焉の流れを指す。
鎌倉幕府成立(1192年)から650年あまり続いた武士政権の終焉であり、また都(この場合、天皇のいる場所を指す、江戸は都では無い)が平安京時代(794年)から1000年あまり続いた京から江戸(東京)へ移された、日本にとって一大転換と言える時代である。
革命と呼べるかどうかは議論が分かれる所であり、幕府とて建前としては朝廷の下で政権を担当していた機関ということになり、明治新政府とは同じ元首を仰いでいたと言うことになり、フランス革命のような王制(日本の場合、天皇制)を打倒して新政権を作ったものではない