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ロイヨルの編集履歴2023/09/15 14:50:27 版
編集者:きょぶたろー
編集内容:少し追記。

「病める時も 悲しみの時も どんな困難が訪れようとも 共に助け合おう」

『———任務が ———殺しが 続く限り…』 

概要

本作品の主人公・ロイド・フォージャーとヒロイン・ヨル・フォージャーの公式カップルである。

ロイド(黄昏)は任務遂行の為に、ヨルは殺し屋の仕事を続ける為に結婚した。

いわゆる偽装夫婦である。

もうお前ら結婚しろ……してたを繰り返すカップリングであり、その歩みはカメの如く遅い。

逃げるは恥だが役に立つ』的なモダキュン感と、『奥様は、取り扱い注意』的なハラハラ感を兼ね備えた一粒で二度オイシイ二人である。

因みに、些細な情報一つで相手の正体に気づけるはずのロイドは、作中で超人じみたヨルの行動を何度も目にしているのに彼女のことを身体能力の高い一般人と思っていて、敵対勢力にあたる裏社会の人間だと1ミリも気づいていない。

いくらヨルが人並み外れた天然とは言え、理由はそれだけでは無いはず………

また、基本的には身内以外の人物をフルネームで呼ぶのに対し、ヨルのことは、心の中でも“ヨルさん”と呼んでいる。

軌跡

以下、ネタバレです。

単行本1巻

MISSION:2

アーニャの制服採寸に来たロイドとドレスのお直しに来たヨルが出会う。アーニャの尽力により二人は偽装夫婦となる。

MISSION:3

家族でお出かけ中にスリを撃退し、和やかに話す二人。

「…ちちとははイチャイチャ」「してない!」「してません!」

しろよ

MISSION:5

学校の入学面接でクソ教師マードック・スワンに心無い言葉を掛けられ、普段は冷静沈着なロイドが鉄拳でテーブルを叩き割るほどに激怒。偽物の妻子と自らに言い聞かせながらも侮辱されたことに対しロイドが感情を露わにした瞬間であった。この行動はスパイとしては失格であっても父親・夫としては紛れもなく正しい

単行本2巻

MISSION:12

ヨルの弟のユーリに『本物の夫婦であることを示せ』と言われキスをすることになった二人。ロイドはすぐに落ち着きヨルに詰め寄る。

MISSION:13

キスをしようとするロイドを前にパニくるヨルであったが、ワインを一気飲みして逆にロイドに詰め寄る。とうとう初キスか‼、と思われたがドキンコメーターが振り切れたヨルはロイドに特大平手打ちをかます…が、二人のキスを止めようとしたユーリにクリーンヒットし、そっちが吹き飛ばされる。(なんだったんだ一体…)一応夫婦であることは認められたようなので丸く収まった。

単行本3巻

MISSION:14

ヨルの素性を疑ったロイドは変装して彼女に近づく。一方のヨルは妻として、母としての自分に自信を失っていたが秘密警察に扮したロイドに尋問されても家族を守る姿勢を崩さなかった。ロイドの言葉に元気を取り戻したヨルは「結婚相手がロイドさんで良かったです!」と言い、夫婦の絆は崩壊せず、むしろ距離は縮まった。

EXTRA MISSION:2

夫婦デート回。任務で百戦錬磨なロイドを、予想外の理由で片っ端から躱すヨル。アーニャが陰から支援したことも功を奏し、ヨルは笑顔で一日を締めくくった。

単行本4巻

4巻は物凄くスパイ巻で冷戦やら実験動物やら戦争の危機やらでそれどころではなかった。

MISSION:20

だが、ボンドが視たフォージャー家の不穏な未来(回避済み)ではロイドが爆弾テロで死亡し、ヨルは最早当初の結婚理由であった「未婚者は国に怪しまれる」を「未亡人」となるものの問題なくクリアするものの残されたアーニャとの家族関係は続けている様子が見られる(ヨル自身の経歴上アーニャを一人にする気にはなれなかったのもあろうが)。

また、ロイドが立っていた位置に対して顔を伏せられているが物憂げな雰囲気でその方向を見ており、「ロイドを失った」事実について相当に引きずり哀しんでいることがうかがえる。

単行本5巻

MISSION:24

ロイドが自分の料理で腹を壊したと思い込んだヨルは夫婦の危機だと感じ料理を学ぶ。実際ヨルの料理は壊滅的だったが、なんとか故郷の味の南部シチューだけは作れるようになる。家族に喜んでもらえる嬉しさを知ったヨルであった。でもオリジナルの料理はまだダメだった

単行本6巻

MISSION:35

ロイドの同僚の〈夜帷〉との関係を疑っていたヨルはロイドに誘われバーに行く。案の定酒癖の悪さが露呈し、勘違いして詰め寄ったロイドに恥ずかしさの余り特大の蹴りをお見舞いした。ロイドは「ヨルさんといるとどうにも調子が狂う」と思ったが、その直後先ほどの蹴りが原因で気絶。

その後店を追い出されたが、近くの公園でヨルがロイドに膝枕をして子守唄を唄った。

…こっちのほうがよっぽど恥ずかしくないか?

単行本7巻

これといった進展は見られなかった。

単行本8巻

1巻まるごとヨルの心情の掘り下げと言ってもいいメイン巻。

6巻の出来事でフォージャー家の生活に愛着があることを自覚したことで、仕事中でも大きな傷を避けようと無意識に躊躇いが生じてしまうようになり、絶体絶命のピンチに陥り自分はもう戦わなくてもいいのではないかという不安が顕在化。任務を諦めてしまいかけたが、同僚とのパーティでのロイドの言葉を思い浮かべ「この仕事で今の生活や自分の命を失っても、ロイドは認めてくれる、許してくれる」と大切な人の他愛無い平穏を守るためこれからも戦い続けることを決意して復活した。ヨルにとってロイドは自分の在り方を認めてくれた存在としてとても大きなものとなっていたのだった。

単行本9巻

MISSION:56

護衛任務成功の報酬の一環としてリゾート地で丸一日一家水入らずでバカンスを過ごす。不眠不休だったヨルは最後には疲れ切ってロイドに体を預けるようにして眠ってしまった。アーニャ共々ロイドにお姫様抱っこされ、労をねぎらわれるのだった。

一方で…

偽装でありつつも、一応公式カップリングの2人だが、お互いに恋心をはっきりと抱いている様子は今のところ、見られない。

ロイドはスパイの任務を何よりも重視しており、ヨルも弟を安心させ、暗殺の仕事を続けるために結婚を選んだこともあり、一定の距離感を保ちながら夫婦生活を歩んでいる。

夫婦でありながらも寝室は別室、お互いを「さん」付けで呼び合い、手を繋ぐこともしない。(周りからは偽装夫婦と怪しまれぬよう、人前ではラブラブ夫婦の演出はしている)

事実としてロイドはヨルに一定の信頼を置きながらも、スパイとしての職業柄が抜けないためか、何度も身辺を調べており、役目が終わればフォージャー家は解散すると決めている。ヨルもロイドに対しては、異性として意識している場面は多少見られるものの、離縁されると保安局から怪しまれて逮捕される不安というのが大きいようだ。

しかし、家族生活を歩んでいくなかで、互いの人柄に癒されたり救われたりする場面が増えていき、家族としての絆を感じるようになり、偽装家族でありながらも家族を失うのを恐れる2人の心情が見られるようになった。

だがこの微笑ましい2人の今後も、一筋縄でいかなさそうなのが、さすがSPY×FAMILYと言ったところか。

この物語の全キャラクターに言えることだが、仲睦まじいフォージャー家の背後にも、いつ東西で戦争の火蓋が切られるか分からない緊迫の糸が張り詰めており、物語が進むにつれ、ロイドは危機感を募らせている。ヨルとアーニャに家族としての親愛を見出しつつも、家族生活も任務であり、油断はできないという苦しげな彼の葛藤も見られる。

余談

二人の関係性からハリウッド映画『Mr.&Mrs. スミス』を持ち出されることが多いが、作者自身は見たことがないらしく、読者から余りにも比較されるので逆に見てみようかと思っているという(ジャンプフェスオンライン2021談)

ロイヨルの編集履歴2023/09/15 14:50:27 版
編集者:きょぶたろー
編集内容:少し追記。
ロイヨルの編集履歴2023/09/15 14:50:27 版