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悲鳴伝の編集履歴2012/07/07 04:16:50 版
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概要

2012年4月25日に講談社ノベルスより発売された、西尾維新による小説。

2012年10月5日にやって来た『大いなる悲鳴』により、人類が激減した世界で怪人と戦う少年少女の姿を描く。

『西尾維新・最長巨編にして原点回帰』と銘打たれており、某鈍器ライトノベルばりの恐るべき分厚さを誇る。

原点回帰としては、西尾維新の初期の作品に見られた『熱血要素を持たない淡泊な主人公』『二つ名を持つ変わった名前の人物』、そしてデビュー作の戯言シリーズ以来となる『0と1の間の言葉』が復活している。

小説内には挿絵は無い為、pixivにある悲鳴伝の絵はイメージイラストとなっている。

小説の分量に対して値段は1300円(税)。高いか安いかは貴方次第。

主な登場キャラ

空々空(そらから・くう)

主人公。感情の無い冷めた思考を演技で繕い生きている少年。

それ故に怪人『地球陣』を見ても怖がらなかった事から、怪人と戦うチーム『地球撲滅軍』に招かれ、戦いの日々を送ることとなる。

透明化スーツ『グロテスク』と、人に化けた地球陣を見破るゴーグル『実検鏡』を与えられている。

剣藤犬个(けんどう・けんか)

地球撲滅軍の一員。入隊した空の世話を担う少女。

大いなる悲鳴は勿論、その予兆である『小さき悲鳴』を生き残っている『地球の悲鳴が聞こえない人間』。

対象を全自動で切り捨てる刀『破壊丸』を与えられている。

左在存(ひだり・ざいぞん)

地球撲滅軍にてペット及び索敵要員として飼われている犬。

言葉を喋ることが出来、何故かギャンブル関連の台詞をよく口にする。

人間の気持ちを読み取れる首輪『共鳴環』を与えられている。

花屋瀟(はなや・しょう)

空と同じ少年野球団に所属していた少女。

彼とは先輩であると同時にライバル関係にあった模様。

進学した都合で野球を辞め、それ以降も空と関わりを持っていたが……。

地球陣(ちきゅうじん)

人類を快く思わない『地球』が生み出した、地球撲滅軍に敵対する怪人。

普段は人間に擬態しており『美の極致』と呼ばれる神々しい正体を持つが、そちらの姿はあまりの美しさに直視すると目が潰れ、脳も記憶することを拒むという。

人間社会を浸食する存在とされているが、その具体的な目的は謎に包まれている。

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