インカ帝国
いんかていこく
かつて南アメリカ・ペルーに栄えていた帝国である。
概要
初代皇帝の名前が、日本語的にはあまりにもアレなことで有名な古代文明の帝国である。
西暦1200年前後に、そのマンコ・カパックによって興された、というのが一般的。
そして、首都の名がクスコ。
文字文化を持たず、「キープ」と呼ばれる結び縄による数字表記が存在し、これで暦法や納税などの記録を行った。
また、マチュピチュなどに代表されるような、高度な石造りの建物でも有名である。
1533年、スペイン人の征服者フランシスコ・ピサロによって皇帝アタワルパが殺害され、滅ぼされることとなる。
だが、マンコ・カパック2世が亡命政権の新インカ帝国を築き、彼が一般的に最後の皇帝と言われる。
つまり、マンコに始まりマンコに終わった帝国であった。