概要
学会とは、特定の分野を研究する研究者同士が集まり、研究成果を公開・共有する集まりのことである。
「組織としての学会」と「集会・会議としての学会」が存在するが、後者を主催するのは多くの場合前者であるため、一般的な場ではあまり厳密に区別されない。後者は特に学会発表とも呼ばれ、学生や大学院生には最大の試練としてお馴染みである。
発表された研究内容をまとめ、学会誌として刊行するのも学会の役割の一つである。
現存する最古の学会の一つは、ニュートンも所属した英国王立協会である。
恐怖の質問
「集会・会議としての学会」の方では、大学院生を中心に恐れられている、アカデミック界隈独自の「皮肉を込めた質問」というのが存在する。
これらの質問は、いずれも字面だけだと何が怖いのかわかりにくいが、その背後に込められた意図(皮肉)を読み取ると、発表者としてはいかに恐ろしいものか理解できるかも…
- 素人質問で恐縮ですが~
アカデミックの世界ではかなり有名な枕詞。隠された意味は「初心者でもわかるようなことなんだけどさ(呆れ)」。名だたる大学教授や有名な研究者が発表内容のミスや問題点等を遠回しに指摘する際によく使われる。
上位互換として、「その理論をつくったのは私なのですが」とか「引用していただいた参考文献の著者ですが」なども生み出されている模様…
- 聞き逃していただけかもしれないのですが~
2022年5月31日のTwitter界隈で話題となった枕詞。もちろん字面通りの意図で使われることもあるが、状況次第では「発表内容に致命的な誤解/誤りがあると思っているのですが」という隠された意図がある場合も…
創作における学会
強大な権威を持っており学会を追放されるということは学者としての死を意味する。
自らの才能を鼻にかけ、傲慢な態度を取っていた学者が学会追放をほめのかされると態度を一転させることもある。
学会追放の理由は物騒な研究や危険な思想が主な理由だが学会追放された学者は逆恨みして悪堕ちしたり悪の組織にスカウトされたりするのが基本である。
実際には研究内容や思想で学会追放されることは無く、あるとしたら会費の滞納が理由である。