概要
『帝の至宝』とは、LaLa DXにて2009年から2014年に掲載されていた「仲野えみこ」による架空の中華風の国を舞台にした王宮ロマンス少女漫画。全7巻。
また最終回の後、後日談である『帝の至宝 特別編』も掲載された。全1巻。
あらすじ
晶(しょう)王朝では暗君が三代も続き、国民は飢えに苦しんでいた。
主人公の少女香蘭は税が払えない村を助けるため宝を盗もうと王室に忍び込む。
その時香蘭は警備兵に追われる謎の美しい青年に出会う。
次の日になると暗殺者が第一皇子を殺害し逃亡しているとの知らせが国中に広がっていた。捕まえた者には多額の報酬が出ると聞き、心当たりのある香蘭は暗殺者を捕まえようと捜索する中、昨晩の謎の青年に再び出会う。
青年が暗殺者の正体だと思い連行しようとしていた香蘭だが青年志季の優しさに情が移っていく。
主な登場キャラクター
- 香蘭
- 正義感が強く少しお転婆な平民の少女。年齢は18歳だが、身長146cmで容貌も人より幼く見えるため必ず子供と間違われる。皇子である志季を助けたことから王宮の出入りが自由に出来るようになる。
- 志季 / 宗雲
- 第二皇子に暗殺されそうな所を香蘭に助けられる。正体は晶王朝の第一皇子。元は帝位に興味がなかったが懸命に生きる香蘭に影響を受けて帝に即位し、日々貧しい民のため改革を試みている。志季は幼名で本名は宗雲だが、親しくなった香蘭には愛称として志季と呼ばせている。