エルスリード
えるすりーど
NCS(日本コンピュータシステム)が1987年にパソコン向けに発売した、ファンタジー・ウォー・シミュレーションゲーム。
概要
エルスリードは、NCSこと日本コンピュータシステム(のちにメサイヤブランドを設立)が1987年にパソコン向けに発売したファンタジー・ウォー・シミュレーションゲーム。対応機種はPC-8801、X1、MSX。
のちに同社より発売された『ガイアの紋章』・『ガイフレーム』と合わせて「エルスリードシリーズ」や「エルスリード三部作」などと呼ばれており、その第1作目にあたる。
舞台はファンタジーの世界観を有するガイア大陸。
プレイヤーはエルスリード王国の王である光の魔導師「ジークハルト」となり、闇の軍団を率いて侵攻してきたヴェルゼリア王国の王である闇の魔導師「ボーゼル」を迎え撃ち、討ち取ることがゲームの目的。
1980年代後半のウォーシミュレーションゲームでは『信長の野望』などの歴史ものや、『大戦略』などの現代兵器ものが定番だったが、そこへファンタジー世界を舞台にした本作が登場したことは同ジャンルに新しい風を吹き込んだ。
(ちなみに同時代のファンタジー・ウォーシミュレーションゲームでは『マスターオブモンスターズ』も有名だが、こちらは翌1988年の発売。)
また、のちに同社がリリースし大きくヒットした『ラングリッサー』シリーズとは、ストーリー上の直接的な繋がりは無いものの世界線を共有しており、同名の地名(ガイア大陸)や人名(ボーゼル)が登場するなどしている。