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マウイの編集履歴2023/11/26 23:49:12 版
編集者:謙虚なニート
編集内容:記事が中途半端だったのでわかる範囲で更新

マウイ

まうい

マウイとは、ポリネシアやマオリの神話に登場する文化英雄。また、それをモデルとしたキャラ。

概要

その伝承はハワイサモアトンガタヒチニュージーランドにわたって残っている。火をもたらした、太陽の公転を遅くした、島を釣り上げた、ウナギを倒してココヤシを生み出したなどさまざまな伝承が残る。ただ、その経緯には諸説ある。同名の兄弟がいる伝承もあり、その場合英雄として活躍するマウイは末っ子とされる。ヒネ(ヒナとも、シナとも)は母とも、妻とも、姉妹ともいわれる。

ニュージーランド

区別してマウイ・ティキティキ・ア・タランガ(タランガのまげにくるまれたマウイ)、あるいは単にマウイ・ティキティキ(まげにくるまれたマウイ)、マウイ・ポーティキ(末っ子のマウイ)とも。母の名はタランガ。なにかと女性の血族に縁が深いらしく、火を盗んだのも先祖の女神マフイカからだったり、最期に敗れたヒネ・ヌイ・テ・ポはマウイの祖母ともいわれる。

出生

マウイは流産した子だったので、タランガはそれを自分のまげにくるんで海に棄てた。しかし、幸運にもマウイは祖先タマ・ヌイ・テ・ラ(ランギとも)神に拾われて蘇り、しばらく育てられた。ある日マウイは本当の家族に会おうと決意し、集会小屋を訪れる。そこから兄弟を見つけ出し、「自分もマウイで、兄弟だ」と説明するも、なにも知らない兄弟からは疑いの目で見られる。そこでマウイは母に経緯を話す。タランガも当初マウイのいうことを信じなかったが、それを確信すると息子との再会を喜んだ。

空を押し上げる

太古の昔、天と地は人間が地面を這う必要があるほど互いに近かった。不便に感じたマウイが空を押し上げてやろうと思い手を添えて肩に力を入れると空は押し上げられて人が立って歩けるほどになった。さらに力をこめると木々が上に伸びることができるくらいになった。そして三度目に押し上げたところ現在の距離になったとされている。

太陽を捕まえる

太古の昔、太陽は現在の何倍も熱く、何倍もの速度で回る一方で、月はゆっくり動いていた。そのため、夜は昼に比べて大変長く、また短い昼の間は、耐えきれないほどの灼熱の世界になっていた。そのなかで、人々はせわしなく働いていた。

島を釣り上げる

マウイは兄達と共に寝たきり状態の祖母(祖先ともいわれる)ムリ・ランガ・ウェヌアの世話をしていたが、兄達は「どうせ祖母は長くないから」と祖母の世話をしなくなっていった。

マウイのみが献身的に祖母の世話を続けていたため、優れた魔術師であった彼女はマウイに様々な魔術を伝授すると共に「自身の死後に顎の骨を外して魔法の釣り針を作るように」と遺言を残した。

祖母の死後、遺言通りに祖母の顎の骨から魔法の釣り針を作ったマウイは、ある日兄達と共に沖合いに釣りに出かける。

兄達は釣り餌を分けてくれなかったので仕方なくマウイは自身の鼻を殴って出した鼻血を糸玉にまぶして釣り餌代わりにして釣り糸を垂れていたら、魚とも岩ともつかない巨大な存在を釣り上げた。

その際に一旦家に帰る(獲物を取り押さえる縄を持って来るため、あるいは神に祈りを捧げる儀式の用意のためなどの説がある。)マウイは兄達に自分が帰って来るまで下手な手出しをしないように言い渡すと家に帰るが、兄達は暴れ回る「それ」に恐れをなして、刃物で斬りつけたり棍棒で殴ったりして更に暴れさせてしまう。

その結果、マウイが戻る頃には船は大破し、兄達も海に投げ出されてしまうが「獲物」もなんとか仕留めきったマウイ達は「獲物」を持ち帰る事に成功する。

「獲物」は巨大な島となり、「テ=イカ=ア=マウイ(マウイの魚)」と呼ばれ、兄達が袋叩きにした際の傷跡が山や谷などの地形となった。

また、祖母の顎の骨から作った魔法の釣り針は「マタウ=ア=マウイ(マウイの釣り針)」と呼ばれ、島の東側の岬になったとも天に輝く星になったとも言われる。

このエピソードでマウイが釣り上げた島こそ、ニュージーランド北島である。

火の起源

マウイはあるとき、カヌーをこいで兄と釣りに出かけたところ山から煙が出ているのを発見する。様子を見に行くとアラエ鳥という鳥たちがいて火の始末をしていた。彼らは火の守り神から教えられた知識を使って火をおこしていたのだがアラエ鳥たちは神から人間に火の使い方を教えてはならないと言われていた。マウイは一計を案じ布で作った自分の人形をカヌーに載せてアラエ鳥の目を欺いて彼らの住居に潜入し、火の使い方を教わるも、水草を使うなどの嘘を教えられてブチ切れたマウイにビビったアラエ鳥に乾いた木と棒を擦ると火が発生するという事を教わりそれを人間の間に広めた。その後マウイは嘘を教えた報復としてアラエ鳥の頭を木に思い切り擦り付けて禿頭にしてしまった。

死の起源

あるときマウイは父と死の女神ヒネ・ヌイ・テ・ポの話をした。マウイは人間の死の運命から逃れようと彼女の足の間から体内に入り口から出るという挑戦を成し遂げようと考えた。マウイは芋虫に姿を変え、女神が眠っている隙に侵入したが、それを見ていた鳥がその滑稽な情景に思わず笑ってしまいその笑い声で女神は目覚め、膣に生えている無数の石の歯でマウイを噛み殺したと伝えられている。

ハワイ

半神半人の英雄(クプア)。アーサー・コッテルの『世界神話辞典』によると、最期は彼のいたずらを快く思わなかった人間たちに殺されたという。

出典

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