薄久保天使
うすくぼえんじぇる
「みんな戦ってるんだよ」
「自分だけが特別だと思わないで」
概要
竜神戦隊ドラゴンキーパー率いる大戦隊に所属する少女。単行本での単独表紙は第9巻。
登場したばかりの頃は、どのドラゴンキーパーの部隊にも所属していなかったが、正隊員昇格試験での事件を経てグリーンキーパーの部隊に配属される。
作中の動向
日々輝が「パイロンの巣」で大戦隊の正隊員昇格試験を受けた時の同期10人の一人。
試験の際、最終試験で候補生10人を2チームに分けたとき、日々輝ともども落ちこぼれチームに配置されたが、試験の課題をクリアしたことで晴れて合格し、上記の通り日々輝ともどもグリーン部隊に配属された。
グリーン部隊入隊後、最初の戦闘である廃校での「巳」の幹部マガティア率いる「ウロボロス」との戦闘こそ特筆すべきところはなく日々輝に助けられるほどであったが、次の天ノ川中央動物園での「午」の幹部フワリポンの策動による怪獣との戦闘では、一体の怪獣に自身を呑みこませて「バーストフォルム」(爆発物)で体内から爆殺する「丸呑み作戦」を敢行して戦功を挙げている。
ところが、その天ノ川中央動物園の戦闘を最後にグリーン部隊を離脱(大戦隊を脱隊)している。
その後の動向
(以降『戦隊大失格』原作第9巻所収の第82話以降のネタバレ箇所を含む)
大戦隊を脱隊した天使が次に姿を現した場所は、怪人の権利向上を訴える市民団体「怪人保護協会」の総会の場であった。彼女は同会の代表理事である薄久保薬師の娘であり、彼女もまた同会の理事の一人である。
理事となった天使は日々輝に接触し、日々輝の怪人への宥和的な態度(この点は元が末端怪人である戦闘員のDは当然としても、本物の日々輝も同様である)から彼とは共闘できると思って協会本部へ招き入れ、薬師も加わって説得をしたものの、一緒に付いてきた目付役の翡翠かのんの横やりもあって物別れに終わった。さらに天使が神具レプリカを持ち出していたことを日々輝が発見し、彼女は大戦隊にいたのは潜入目的であることを告白した(この点はDも同様であるが)。