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概要編集

春場ねぎの漫画『戦隊大失格』に登場する戦隊。作中における世界の平和を守る正義のヒーローにして本作における"敵役"でもある。


作中年代の13年前、戦闘員Dが所属する悪の怪人軍団を瞬殺したのち、以降は日曜決戦と呼ばれる週1回の茶番にて彼らを自分達のやられ役として無理やり戦わせている。


構成編集

レッドキーパーブルーキーパーイエローキーパーグリーンキーパーピンクキーパーの五人からなる戦隊で、各メンバーの配下に部隊があり、部隊の隊員や一般の職員も在籍している。組織全体を指す場合は「大戦隊」の呼称を使用している。部隊の幹部は正一位~従三位の位階制でランク付けされており、正一位の者がドラゴンキーパーとして日曜決戦に立つ。


戦隊編集

レッドキーパー

レッドキーパーのカード

CV:中村悠一/演:武子直輝

単行本の単独表紙は第1巻(レッドキーパー)、第14巻(赤刎創星)。

本作開始時の正一位は赤刎創星(あかばね そうせい)。戦隊のリーダーで、戦隊全体の顔役であり、一般市民からの人気も高く、素顔で広告塔としても活躍している。悪を許さず、自身が正義の戦隊であることに誇りを持っている。


ブルーキーパー

ブルー主従

CV:井上剛(青嶋庄吾)/演:北村海

単行本の単独表紙は第5巻。

本作開始時の正一位は青嶋庄吾(あおしま しょうご)。両目下と唇の左側に傷のある戦士。


なお、青嶋は作中、下記の「酉」の怪人幹部ペルトロラとの戦闘で戦死した(とどめを刺したのはDだが)ため、蒼馬圭介(そうま けいすけ)が後任となっている。


イエローキーパー

黄黄黄黄

CV:小野賢章/演:細川晃弘

単行本の単独表紙は第10巻。

本作開始時の正一位の本名は黄理谷真夜(きりたに しんや)。人を食ったような笑顔と口調の戦士。


グリーンキーパー

大失格達

CV:鳥海浩輔/演:佐藤賢一

単行本の単独表紙は第8巻。

本作開始時の正一位は千歳(ちどり。詳細なフルネームは明かされていない)。鋭い牙を持つパワー自慢の戦士。普段は身分を隠し情報屋として活動している。


ピンクキーパー

ピンクキーパー

CV:M・A・O/演:林本奈々

単行本の単独表紙は第6巻。

本作開始時の正一位は桜間世々良(さくらま せせら)。グラマラスな紅一点の戦士。弟の日々輝のことになると過保護になるブラコン。だがその実態は、ペルトロラによる新興宗教「怪人教」襲撃事件(救済と称した信徒の虐殺)で下半身不随となり車椅子生活を余儀なくされている身で、ドラゴンキーパーのスーツを着用している時だけ全身を動かせるようになっている。


戦隊員編集

大戦隊の本部や各地に点在する部隊の駐屯地に所属する隊員。市民の避難支援や人材スカウト等の業務も行う。上記の通り部隊の幹部の序列には位階制が採用されている。戦隊員は所属する各部隊に準じた配色のスーツを着用するが、部隊に所属していない隊員候補生は白(無色)のスーツを着用する。


レッド部隊編集

怪人討伐専門部隊。地上に出現した怪人の討伐を担う花形部隊である。


緋村仁(ひむら じん)

CV:宮瀬尚也

レッド部隊従一位の男性隊員。赤刎を慕う一方でレッドキーパーの座を狙っていたが、大直会での対応から除隊されている。


小豆大粒(あずき だいりゅう)

CV:室元気

緋村が除隊で空位となったためレッド部隊従一位代理となった、ゴーグル状の眼鏡をかけた男性隊員。青嶋庄吾の後継を決定する大直会での対応から除隊された。


梅沢松竹(うめざわ しょうちく)

小豆が除隊となった後任のレッド部隊従一位代理となった、小太りで角顔の男性隊員。


紅倭(べに やまと)

レッド部隊正二位の男性隊員。スキンヘッドに細い眼と鉢巻きの姿が特徴。高校総体剣道の部で優勝したことのある実力者だが、その時でももっと強い相手を求めたほどの戦闘狂。天ノ川中央動物園に出現した怪獣との戦闘で戦死。


朱鷺田隼(ときた しゅん)

戦隊大失格見ました

CV:吉野裕行/演:関隼汰

レッド部隊正三位の男性隊員。眼の周りを円形に赤く塗った、姓にもある朱鷺のようなメイクをしている。上記の紅が戦死した際は「戦闘狂にふさわしい最期」と言ったが、むしろ言った朱鷺田の方が戦闘狂である。青嶋庄吾や桜間姉弟とともに青嶋理久人の児童養護施設の出身である。

Dとの戦いではことごとくDに翻弄されており、戦闘に際してもDが登場するだけで冷静さを欠き執着を見せている。


薔薇木噴牙(ばらき ふんが)

レッド部隊従三位の男性隊員。フランケンシュタインのような顔つきに棘のような長髪が特徴。


紅薊(べに あざみ)

レッド部隊の隊員で、上記の紅倭の妹。兄同様の細い目に、ヘアバンドをしたおかっぱ頭の黒髪の容姿。倭の死後に正二位になっている。



ブルー部隊編集

管理育成専門部隊。管理の内容は大戦隊本部の営繕から日曜決戦のための浮遊城の戦闘員の管理まで多岐にわたる。


蒼馬圭介(そうま けいすけ)

ブルー部隊元従一位の男性隊員。ロン毛の青年。従一位時代にブルーキーパー就任を青嶋に先を越されている。脱隊してコンビニのアルバイト店員をしていたが、青嶋の戦死を契機に呼び戻されて後継のブルーキーパーになっている。


藍染小町(あいぞめ こまち)

デフォルメの小町ちゃん

CV:長江里加

単行本の単独表紙は第12巻。

ブルー部隊従一位代理の女性隊員(蒼馬の脱隊が契機)。小柄でぽっちゃり体型で赤丸ほっぺ。前髪の左右に3連の水玉模様の髪飾りを付けたボブカットの容姿。陽気な性格で、青嶋を「ブルーちゃん」、他の隊員を「姓+ちゃん」と呼んでいる。Dが擬態していた日々輝(以降、この状態は「桜間」と記す)には最終試験時に好意的に接していたが、その後は青嶋を死に至らしめたDを仇として憎悪している。


紺野(こんの)

CV:斉藤隼一

ブルー部隊正二位の男性隊員。名は不明。アフロヘアーが特徴で、パイロンの巣の訓練で教官を務める。


瑠璃真大(るり しんた)

ブルー部隊正三位の男性隊員。無表情な短髪の男。


碧流亜乱(へきる あらん)

碧流亜嵐

CV:小野賢章(イエローキーパーと兼役)/演:宮脇優

ブルー部隊従三位の男性隊員。臆病でおどおどした口調で話し、いつも緊張で汗をかいている。「縁」や「絆」にすがるところがある。


孔雀(くじゃく)

CV:玉城仁菜

髪にメッシュを入れた女性隊員。名と位階は不明。


空風(そらかぜ)

男性隊員。名と位階は不明。


整備員(せいびいん)

CV:真白健太朗

眼鏡をかけた男性隊員。姓名、位階は不明。戦闘に不向きな性格からパイロンの巣で営繕業務に就いていたが、補修に訪れた桜間の部屋で見かけた戦闘員XXを説得しているさなか、XXの救難信号で呼び出された「酉」の怪人幹部ペルトロラに殺害された。


女性隊員(じょせいたいいん)

CV:栗坂南美

ポニーテールの髪型をした細い眼の女性隊員。藍染がペルトロラと交戦しているところを通りかかり、ペルトロラによる藍染への攻撃を庇うも、最後はペルトロラに討たれて戦死した。


イエロー部隊編集

研究開発専門部隊。要員1000人ほどの大所帯で、上級幹部である錫切でさえ全体を把握できないほどである。


錫切夢子(すずきり ゆめこ)

センシティブな作品

CV:矢野優美華/演:まるぴ

単行本の単独表紙は第2巻。

イエロー部隊従一位の女性隊員。表向きは従順な隊員を振る舞っているが、大戦隊に不信感を募らせており、直属の上官であるイエローキーパー相手でさえ皮肉混じりの発言をしている。


山吹茜(やまぶき あかね)

イエロー部隊正二位の女性隊員。ヘアバンドの他に目を隠した装身具を身につけている。他罰性に基づく正義感の持ち主ではあるが、周囲の結果を顧みていないため、却って酷い結果になった経験を持っている。


茶畑渚(ちゃばたけ なぎさ)

イエロー部隊正三位の男性隊員。いがぐり頭に栗の実のような形状に整えた髪が乗った髪型が特徴の小太りな容姿。体型の割に意外と俊敏な動作ができる。何かにつけて「謎だ」と口にしている。


ウィンディ

下記の候補生達の前後にイエロー部隊に入った少年の隊員。姓は明らかにされていない。の角のようなヘアバンドを付け、眼をキラキラさせている。


橙代大介(だいだい だいすけ)

イエロー部隊元正二位の男性隊員。イエロー部隊では研究に携わっていたが脱隊している。


グリーン部隊編集

裏怪人討伐専門部隊。ここで言う「裏怪人」は地上に潜伏している怪人幹部などを指し、その性質上隠密行動主体となっている。リーダーである千歳を含めても4人(桜間と薄久保の配属後の時点)の小規模な部隊。


翡翠かのん(ひすい かのん)

翡翠従一位と千歳さん詰め

CV:和氣あず未

単行本の単独表紙は第7巻。

グリーン部隊従一位の女性隊員。スーツの上にセーラー服を着用している。


常盤奏(ときわ かなで)

グリーン部隊元正二位の女性隊員。「巳」の怪人幹部マガティア討伐の任務途中、マガティアに洗脳された部下の若葉に殺害された。


若葉京助(わかば きょうすけ)

グリーン部隊元隊員の男性。マガティア討伐任務に就いていたが、大戦隊の実態を知ったことによる失望から結界効果でマガティアに洗脳され、上官の常盤を殺害。その後は結界が生み出した学園で校長を務めるが、最後はマガティア討伐にやってきた翡翠達に倒された。


ピンク部隊編集

後方支援専門部隊。「後方支援」は隊員のケアばかりでなく外部への情報統制を含む広報も対象となっている。


撫子益荒男(なでしこ ますらお)

CV:立木文彦

ピンク部隊従一位の男性隊員。慇懃な口調の話し方をする。口髭を生やし屈強な肉体を持つ。出生時すでに体重8kgの巨漢で、以降も体躯と体力を増してきた。日曜日の朝に見たテレビ番組がきっかけでヒーローを目指すのだが、その番組は『竜神戦隊ドラゴンキーパー』(テレビ番組版については後記)でなく、その後ろの枠で放送されていた魔法少女アニメ『プリティ戦士ソラシド』である(元ネタと目されるニチアサも、2017年9月までは魔法少女アニメは戦隊より後だった)。余談だが、連載誌の別作品に姓名・性別が逆の人物が登場する(登場はこちらが先)。


鉛丹千代子(えんたん ちよこ)

ピンク部隊正二位の女性隊員。銀髪の老女で、サングラスを掛けている。


珊瑚礁いちご(さんごしょう いちご)

ピンク部隊従二位の女性隊員。ツインテールの髪型で、ピンクキーパーに心酔している。


萩野乃愛(はぎの のあ)

CV:鷲見友美ジェナ

単行本の単独表紙は第15巻。

ピンク部隊正三位の女性隊員。髪にメッシュを入れ、右頬にハート型のタトゥーが入っている。珊瑚礁同様、ピンクキーパーに心酔している。入隊当初は下記の黒子の活動をしており、正三位に抜擢されて以降も神具レプリカを使うことに躊躇していたが、グリーン部隊・ピンク部隊合同のチョップマンとの戦闘で神具レプリカを振るい、戦保怪戦で重体となった世々良の代役として撫子によりピンクキーパーに抜擢される。


墨絵祥子(すみえ しょうこ)

ピンク部隊従三位の女性隊員。存在感を消しており、「ごめんなさい」と謝るのが口癖のようになっている。一方、下記の黒子としての活動も行っている。


黒子(くろこ)

「戦隊大失格」のピンク部隊・黒子

ピンク部隊の「後方支援」任務のうち外部への情報統制目的で暗殺を含む隠密行動を取っている男女複数名の隊員(画像の女性はその一人)。原義の黒子の頭巾に黒のスーツまたはドレスのいでたちで、役割もある意味同様であると言える。



隊員候補生編集

大戦隊の地下訓練施設「パイロンの巣」で行われる隊員候補生の選抜試験の志願者。桜間日々輝が主体に描かれているため、便宜上日々輝を筆頭に他を五十音順で記載する。


桜間日々輝(さくらま ひびき)

CV:梶田大嗣(少年期:竹下天馬)/演:菊池修司

男性隊員。純粋で正義感が強く、熱い性格の持ち主。世々良の弟。最終試験を突破した後はグリーン部隊に配属される(ただし実際に配属されたのは日々輝と入れ替わったDである)。


明林恋蓮(あけばやし れんれん)

センシティブな作品

CV:黒沢ともよ

※画像左の人物

ギャル口調の女性隊員。最終試験は不合格となり、引き続き無色の訓練生となっていたが、戦保怪戦後の大戦隊の人員補充で、判断力を評価されレッド部隊に抜擢された。


石川宗次郎(いしかわ そうじろう)

CV:濱野大輝

細い目の男性隊員。何年にもわたって大戦隊の試験を受験しており、他の候補生よりも年齢が上。大戦隊入隊から程ない時期に怪人に襲われた翡翠家の建物からかのんを救出した過去があり、彼女からは年長にもかかわらず「宗次郎」と呼ばれている。このことから最終試験ではグリーン部隊への入隊を目指していたが、その途上で発生した「酉」の怪人幹部ペルトロラとの戦闘で戦死した。


薄久保天使(うすくぼ えんじぇる)

薄久保天使

CV:三上枝織

単行本の単独表紙は第9巻。

オッドアイが特徴の女性隊員。最終試験合格後は日々輝とともにグリーン部隊に配属されたが、天ノ川中央動物園での怪獣との戦闘を最後に大戦隊を脱隊した。


浦部永玄(うらべ えいげん)

CV:山下誠一郎

切れ長の目をした男性隊員。実家は資産家で、正宗、千景、八重という3人の弟や妹がいる。最終試験は不合格だったが、ペルトロラとの戦闘で戦功を挙げたことから追加合格となりブルー部隊に配属。


来栖大和(くるす やまと)

CV:逢坂良太

大戦隊に入るとモテると思い込み志願した男性隊員で、「ハーレムを築くために大戦隊に入った」と語っている。最終試験の雪野との戦いで「合格のために君みたいな可愛い子を傷つけたら意味ない」と語って自ら不合格となる程のフェミニスト(相手の雪野は呆れている)。試験終了後は引き続き無色の訓練生となっているが、戦保怪戦後にイエロー部隊に入隊した。


小熊蘭丸(こぐま らんまる)

CV:野津山幸宏

顔つきはどこかで見た感じの小柄な男性隊員。浦部の幼なじみ。機械いじりが趣味。最終試験の2日目に桜間の正体がDであることを見抜いているが、それを踏まえた上で試験時の桜間の行動を支持した。2日目の試験後、ペルトロラと藍染の交戦場面に遭遇し、自身もペルトロラとの戦闘で重体となる。


獅音海(しおん かい)

CV:小野友樹

単行本の単独表紙は第4巻。

男性隊員。褐色の肌に前髪を斜めに切りそろえたおかっぱ頭という出で立ち。ぶっきらぼうで、事あるごとに日々輝と衝突する。大戦隊に入隊していた兄の陸(CV:坂泰斗)が作中年代の4年前に怪人に殺されたことがきっかけで大戦隊に志願した。最終試験は不合格だったがペルトロラ戦の戦功で追加合格となりレッド部隊に配属。


七宝司(しっぽう つかさ)

CV:清水優譲

筋骨隆々で脳天気な性格を持つ脳筋を絵に描いたような男性隊員。一方で知能面では他の者との会話がかみ合わないことがしばしばある。それゆえ最終試験に合格こそしたものの、いずれの部隊からの引き合いがなく無色のまま正隊員となった。ちなみに、そんな七宝でも最終試験中に落ち込むことがあったが、その理由は撫子の芸術の域にある肉体にショックを受けたことである。


雪野アンジェリカ(ゆきの アンジェリカ)

💛🤍

CV:鬼頭明里

まっすぐに切りそろえた前髪の女性隊員。意外と毒舌。最終試験合格後はブルー部隊に配属されたが、後にイエロー部隊に引き抜かれた。戦保怪戦後は一時期グリーン部隊に所属していたが、別部隊に転属している。


マスコット編集

リュージン君(リュージンくん)

CV:野沢雅子

パイナップルのように丸くなった竜の姿に手足が生えた一頭身の、自称「愛されボディ」のマスコット。空中浮遊での移動もできるが、速度は人の歩行よりも遅い。



神具編集

ドラゴンキーパーが所有する武器。変身アイテムとしての機能も兼ねている。部隊の上位隊員には能力の一部を付与した「神具レプリカ」の使用が許可されている。神具の力を秘めたUSBメモリのような形状のカートリッジを神具レプリカに接続すると神具の力の一部を使用することができる。普段は各部隊の従三位までの隊員に配られているが、正一位のドラゴンキーパーが神具で戦闘する際には返還する。以下に神具に続けてカートリッジの種類を記す。


神具の名は日本国外の伝承に登場する竜、カートリッジの名称は主に日本神話の神の名が使用されている。


ドラゴンブラスター

日曜決戦で使う必殺バズーカ。演出用の神具。


ドラゴンガジェット

隊員が携行する武器。剣形態の「ソードフォルム」、銃形態の「ガンフォルム」、火炎放射器形態の「バーストフォルム」に変化させることができる。


レッド部隊の神具編集

赤竜サラマンドラ

レッド部隊が管理する神具。日本刀のような形状。以下のカートリッジがある。


レッド部隊の神具のカートリッジ編集

八岐大蛇(やまたのおろち)

八匹の炎の龍を召還し敵を攻撃する。赤の神具で使う際には地面に突き刺し大地から炎の龍が吹き出すように出現する。ライフルのような神具レプリカで使う場合は銃口から出現する。


火之夜藝速男神(ひのやぎはやをのかみ)

八個の(釣り具の)浮きが巨大化したような形状のファンネルで敵を攻撃する。


ブルー部隊の神具編集

青竜レヴィアタン

ブルー部隊が管理する神具。騎士槍のような形状。以下のカートリッジがある。


ブルー部隊の神具のカートリッジ編集

海坊主(うみぼうず)

神具レプリカはハンドガンの形状

四角い髭を生やした壮年男性の顔がせりあがってきて口から乗用車三台を貫通する程の高圧の水流をはきだす。


乙姫竜宮(おとひめりゅうぐう)

シャボン玉に包まれた海洋生物を産み出し触れたものを爆破する。速度は遅いが自動追尾であり、穂先を突き刺して生成し体内を破壊するなども可能。


闇御津羽神(くらみつは)

神具レプリカは大鎌の形状

使用者の神具と全身から強酸を分泌する。大岩を瞬時に溶解することも可能で飛沫を飛ばし相手に強酸を浴びせるなど攻防一体の力。


蛭子(ひるこ)

液体の形状を固定させる力。


天之冬衣神(あめのふゆきぬのかみ)

神具レプリカはメリケンサックの形状

冷気を操る能力で周囲一帯を凍結させる程の効果範囲を持つ。


イエロー部隊の神具編集

黄竜ヨルムンガンド

イエロー部隊が管理する神具。弓の様な形状。以下のカートリッジが登場している。


イエロー部隊の神具のカートリッジ編集

月読命(つくよみ)

リモコンのような形状の神具レプリカで一時停止や早送りなど相手の速度を操る力。


建御雷神(たけみかづちのかみ)

弦を引くような動作をすることで高出力のレーザーを照射する。


火雷神(ほのいかづちのおおかみ)

神具レプリカは金棒の様な形状

詳細不明。発動すると暗雲を纏う。


天之羽衣(あまのはごろも)

透明化する。


須佐之男命(すさのおのみこと)

詳細は不明。




グリーン部隊の神具編集

緑竜ファーヴニル

グリーン部隊が管理する神具。ハンマーのような形状.以下のカートリッジがある。


グリーン部隊の神具のカートリッジ編集

保食神(うけもちのかみ)

顎を模した神具レプリカで口の開閉に合わせて空間を削る。敵の攻撃も飲み込むなど攻防にも優れる力。


大国主神(おおくにぬしのかみ)

コンクリート等の石材を操る力。


少名昆古那神(すくなひこなのかみ)

使用者と神具のサイズを操る。身の丈の何倍にも巨大化させ殴り付けたり戦鎚並みの大きさの緑の神具を掌サイズまで縮小させる力。


天津甕星(あまつみかぼし)

発動すると強力な引力を持つ球体を出現させる。


ピンク部隊の神具編集

桃竜ナーガ

ピンク部隊が管理する神具。ブーツのような形状。以下のカートリッジがある。


ピンク部隊の神具のカートリッジ編集

天照大神(あまてらすおおみかみ)

神具レプリカはステッキの形状。

首が切断されても瞬時に再生するなど凄まじい再生速度を持つ治癒の力。


思金神(おもいかねのかみ)

複数に分身した敵の真贋を一斉に判定する。


天手力男神(あめのたちからおのかみ)

神具レプリカはヒールの形状。対象者の全細胞を限界まで活性化させて回復を促す。



関連タグ編集

戦隊大失格

鬼畜ヒーロー

汚いニチアサ

中野家:作者の前作に登場する五人組およびその関係者。

















特撮版編集

※『戦隊大失格』のタイトルを回収するネタバレ要素を含むため注意。


















スーパー戦隊シリーズ』の戦隊をモチーフにした竜神戦隊ドラゴンキーパーだが、そのドラゴンキーパーも作中で語られる由来は作中世界で20年前に放映された同名の特撮ドラマである。


この特撮版では、本作では未だ登場していない戦隊ロボが登場する様子が描かれている。また、少なくとも35話は放送されており、パッケージソフトも第9巻までの発売が確認されている。その第35話「ドラゴンキーパー破れる! 残された最後の希望」はレッドキーパー・赤刎創星と怪人保護協会代表理事の薄久保薬師が異なる観点で「神回」としている。


ただし、出演者の不祥事から放送はラスボスとされている大怪人デスメシアとの最終決戦を前に打ち切りとなっている。


ブルーキーパー(蒼馬)「デスメシアが戦ってる姿なんて誰も見たことがないんだから


出演者編集

特撮版の戦隊出演者は「初代」と呼ばれており、第14巻の時点で以下の者が確認できる。


初代レッドキーパー 赤刎創士(あかばね そうし)

同姓で当代レッドキーパーである創星と瓜二つの姿の若手男性俳優。創星との関係は明確には語られていないが、創星は創士の記憶を引き継いでいる。

創士が殺人容疑事件(原作原文ママ)で逮捕されたことが打ち切りの契機となった。

番組終了後、ドラゴンキーパーをリアルで再始動する計画を実行しようとし、初代グリーンキーパーの緑川貞治(下記)に持ちかけたこと(実態は暴力を含む強要)が明らかになっている。


初代ブルーキーパー 青嶋理久人(あおしま りくと)

CV:吉田和生

番組終了後は児童養護施設「蒼弓園」(名称はアニメ版のもの)を経営しており、同姓の庄吾もそこの卒園生である。なお、卒園生は他に桜間姉弟や朱鷺田がいる。


初代グリーンキーパー 緑川貞治(みどりかわ さだはる)

大柄で髪を後ろに束ねたロン毛の男性俳優。番組終了後は妻となった同作の脚本家の一人である早苗(下記)と暮らしていたが、創士が持ち込んだリアルドラゴンキーパー計画の参加を強要され、最後は罪の意識に苛まれ、早苗との娘である椛(もみじ)の出生より前に自殺している。


初代ピンクキーパー 桃江才加(ももえ さいか)

作中では名のみ語られており、明確な姿は登場しないが、撮影場面でピンクキーパーの戦隊スーツを纏った女性俳優が登場するコマがある。大戦隊の真相を取材していた天ノ川新聞の元記者・右京楓に取材証言をしようとした矢先に自宅で変死した。


初代イエローキーパーについては名は出ていないが、当代イエローキーパーの黄理谷真夜のような姿の男性俳優が登場している。


関係者編集

緑川早苗(みどりかわ さなえ)

大きな丸眼鏡をかけた女性脚本家。番組終了後に貞治の妻となり、娘の椛を儲けるが、上記の通り椛の誕生前に夫に先立たれている。当代グリーンキーパーである千歳がバンドマンであった頃にそのバンドの熱心なファンとなり、千歳の食事の世話までしていた。


特撮版にはサブの構成作家として参画する。早苗が脚本を担当した回の評判がよかったことから最終回の脚本担当に抜擢されたが、脱稿した直後に上記の創士の事件による放送打ち切りが発生したためその脚本は結局お蔵入りとなった(このため、戦保怪戦で薄久保薬師が変身した大怪人デスメシアも本来なら没キャラクターである)。


特撮版の最終回を提供できなかったことに加え、番組終了後に貞治が自殺に追い込まれたことから、その両方の元凶である創士を恨んでいる。戦保怪戦後、ある事情からスラムに身を隠していたが、川岸で創士と同じ姿の創星を記憶喪失になった状態で発見した。この時に椛と一緒に記憶が戻るまでの看病をしているが、その実は記憶が戻ったところを見計らって復讐することを企てている。後に椛と創星と一緒に追っ手である黒子から逃れる際に記憶がよみがえった創星を刺殺したものの未遂に終わった。その直後に黒子に捕まるが、最後は自害している。

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