「この筋肉で有象無象を蹴散らしてやろう」
概要
CV:清水優譲
春場ねぎの漫画『戦隊大失格』の登場人物。単行本の単独表紙は第16巻。
桜間日々輝(に擬態している主人公戦闘員D)の大戦隊での同期訓練生の一人。戦隊スーツがはちきれんばかりの筋肉質の身体と濃・薄で分けられた紫色の髪が特徴的な男性。
人物像
とにかく筋肉への信奉と頭の悪さが目立つ。
大戦隊の訓練施設「パイロンの巣」へ集められた当初も「そういう小難しいのを理解するつもりはない!トレーニングは重いものさえあればそれでよし!」と述べるほどで、お世辞にも頭が良いとは言えないDからでさえも「俺より頭悪い」と心の中でツッコまれている。
能力
常識外れの力強さと頑丈さが最大の武器であり、相手にのせられやすいのが最大の弱点である。
最終試験3日目にて明林恋蓮が振るったドラゴンガジェット・ガンフォルムによる銃撃を直接受け止めても全くの無傷であり、ソードフォルムの斬撃を指で受け止める始末(ついでに刃も破壊した)。
神具カートリッジ「竜宮乙姫」の攻撃を受けても左拳が火傷する程度で済む(ブルーキーパー曰く「常人なら腕ごと吹っ飛んでたぜ」)。
力強さに関しても乗用車や瓦礫も軽々と持ち上げて攻撃・防御に使うなど戦闘に関しては頼れる存在である。
逆に頭脳に関しては最低レベルであり、明林におだてられてバーストフォルムのエネルギーを無駄遣いしたり、ブルーキーパーと戦闘中の桜間(日々輝に擬態中のD)に「俺はどちらに付けばいい!?」と聞き、「もちろん僕です。忘れましたか?僕らは同じチームじゃないですか」と返されるとあっさりDの味方となり、ブルーキーパーとの戦いに巻き込まれることになる。
また、自分より立派な筋肉に敬愛の念を抱いており、ピンク部隊従一位撫子益荒男の肉体美に負けを認めて文字通り萎んだこともある。
最終試験後
無事に試験を突破し、部隊配属の会議が開かれたが馬鹿過ぎて誰も取りたくなかったというあんまりな理由から前代未聞の無色の正隊員というカオスなオチがついた。
関連タグ
中野四葉:作者の前作に登場する脳筋馬鹿(前作主人公はこの言葉で彼女を評したことがある)。
※以降、『戦隊大失格』第13巻以降のネタバレを含みます。
ホワイトキーパー
第13巻所収の第113話「戦保怪戦⑰」にて再登場。
「俺は大戦隊の最終最強秘密兵器。第六の戦士ホワイトキーパーだ」という言葉と共にドラゴンキーパーっぽいコスプレをして登場した。
あまりの色物ぶりにやられて即退散するのかと思いきや、「午」の怪人幹部フワリポンのピアノ線攻撃を受けても傷1つつかない異常ぶりを見せる(フワリポンのピアノ線は人体を軽々と切断する鋭さを持つ)。
ホワイトパンチ・ホワイトタックル・ホワイトローリングスマッシュという攻撃技のほかに、保護協会の塔の外壁を脚力だけで渡るホワイトウォークなる移動技を持つ。
「ホワイトキーパー」として登場後はひたすらフワリポンを追い回し、終戦後に日々輝(本物)たちに取り入ろうとしたフワリポンをホワイトクロウで握り潰した。
戦保怪戦後
日々輝が「全ての偽物を正す」としたことで自らが本物のドラゴンキーパーになるために新戦隊入りすることになる。
第14巻所収の第126話「インターバル」ではリュージン君から失踪した大戦隊員の一人としても数えられていないことから七宝の立ち位置は(無色隊員の件を含めて)組織から見放された隊員ともいえる。