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概要

春場ねぎの漫画『戦隊大失格』に登場する市民団体。代表理事は薄久保薬師


人間と怪人の共存、怪人の地位向上を主張している。この点から大戦隊とは利害が対立しており、怪人の被害者である大戦隊のグリーン部隊従一位翡翠かのん「悪質な偽善団体」とけなしている。


本部は本作の主人公である戦闘員D(以降、怪人態については「D」と記す)らが所属する悪の怪人軍団の拠点である浮遊城を模した姿となっている。


※以降、『戦隊大失格』のネタバレ要素を含むため、閲覧注意。


理事

以下の役員が確認されている。


代表理事

薄久保薬師(うすくぼ やくし)

代表理事を務める。大戦隊に入隊した天使の父。作中年代の20年前に放映されていた特撮版『竜神戦隊ドラゴンキーパー』を考察をノートにまとめるほど熱心に視聴していた。また、中学生ゆえの反骨心から怪人側に肩入れをしていた程の怪人フリークで、同作の第35話を「怪人がもっともドラゴンキーパーを苦しめた回」としてレッドキーパー赤刎創星と真逆の観点で神回としている。そのレッドキーパーたる赤刎に対しても、下記の「戦保談議」の場で握手をしたまま「ファンを代表して言わせてもらう。全然似てないな。お前のどこがドラゴンキーパーだよ。特撮ファン誰も認めてない。紛い物。原作無視」と辛辣な批判を超えた面罵を行うほどある。


作中年代の13年前の浮遊城出現の際にも喜んで怪人支持を表明するために協会入りをした。また、イエローキーパーにより「戦保談議」の際、同年に起こった「酉」の怪人幹部ペルトロラによる「怪人教」殲滅事件の生き残りであることが明かされている。


理事

橙代大介(だいだい だいすけ)

元は大戦隊の研究開発部門であるイエロー部隊の正二位である男性。大戦隊時代は下記の神具レプリカver2.0の開発の他、様々な極秘実験を行い、人類の可能性を探究していたが、脱隊して怪人保護協会に転向して以降は怪人を賛美するようになった。神具レプリカver.2.0の存在からもわかるとおり、大戦隊での研究内容や機密事項を持ち出している。


右京楓(うきょう かえで)

元は「天ノ川新聞」の記者であった、怒りを元にした正義感のある女性。次に述べる左山十字の高校の2年先輩で、生徒会長を務めたことがあり、不良少年にいじめを受けていた時も無抵抗であった彼に活を入れたほどである。


天ノ川新聞の在職当時、大戦隊の怪人幹部討伐経歴に不審な点があることを突き止め取材を進めてゆくうちに大戦隊と怪人の関係についての真相をスクープするも、記事はデスク預かりとなり発表はされなかった上に別部署への異動を言い渡された。

このため退職して独自に取材をして、ようやく初代ピンクキーパー・桃江才加の証言を得る段取りに至ったが、取材源となるその桃江の変死と自身への暴漢の襲撃という二重の災難に遭い取材活動を断念している。その暴漢に襲われた際に左山によって救われている。


左山十字(さざん じゅうじ)

八角形の下辺に水滴状の曲線を配した独特の形状のフレームの眼鏡をかけたおかっぱ頭の痩身の男性。右京の高校の後輩で、当時はいじめれられても抵抗しないほどの臆病だったが、後に右京に感化され、彼女と共に怒りを力にした行動を行うようになった。右京を「右京姉」(うきょうねえ)と呼ぶ。


立花音呼(たちばな いんこ)

天ノ川中央動物園の飼育員を務める肥満体型の女性。同園の怪獣事件での第一発見者となった。過去に人になじめずいじめを受けていてた描写があり、人間社会に失望している。その日常を破壊した怪人に感謝しており、怪獣をかわいいと言い、怪人化剤で怪人に変身したことを喜んでいる。


戦闘員XX(せんとういんエクスズ)

CV:羊宮妃那

13年前の戦いで大戦隊への徹底抗戦を訴え地上に降りたはぐれ戦闘員。「酉」の怪人幹部ペルトロラに心酔している(XXの命名者もペルトロラ)。


騎偉寿(きいす)

グリーン部隊がウロボロス討伐を果たした後の廃校で、次に述べる瑠憂那と肝試しをしていたバカップルの男性。「申」の怪人幹部チャコブルの人間態。橙代が不審者として瑠憂那ともども身柄を拘束したが、薬師の配慮で二人とも理事に列席させられている。


瑠憂那(るうな)

騎偉寿の相方であるバカップルの女性で、京言葉を使う。常に騎偉寿と一緒に行動している。「卯」の怪人幹部ヤケコカブの人間態で、怪人化後もチャコブルと一体となっている。


薄久保天使(うすくぼ えんじぇる)

CV:三上枝織

代表理事である薬師の娘で、一時期は大戦隊のグリーン部隊で桜間日々輝(に擬態していたD。以降「桜間」と記す)とともに活動していた。詳細は当人の項目を参照。


用具

人間の常任理事・理事には以下の用具が提供されている(薄久保父娘と橙代、右京、左山、立花)。

神具レプリカver.2.0

橙代が大戦隊時代にイエローキーパーと共に開発していた神具レプリカの改良版。中央の周囲が凹んだ球状のカプセルのような形状(これこれのような)で、体表に埋め込んで使用する。機能を発動する際は「神具起動」の発声を行う(大戦隊の神具及び神具レプリカは「神具神降」)。使用者の身体への負担が欠点。理事が埋め込んだ部位は以下の通り。

  • 橙代:額
  • 右京:胸
  • 左山:左掌
  • 立花:首の後ろ側

なお、薬師については使用が確認されていない。また、天使は提供を受けているが第12巻終了(第112話)時点で使用していない。


怪人化剤

注射器に封入され、二本一組で提供される薬剤。一本目の注射は身体機能を強化し、半分怪人半分人間の形態になるのみであるが、二本目の注射を行うと完全に怪人となり、人格を失う。イエローキーパーが「大方怪人化の薬品でも復元したんでしょ」と発言しており、イエロー部隊の研究開発の産物であることが示唆されている。薬師と橙代、右京、左山、立花は使用したが、天使は提供を受けることを拒否している。


作中の動向

作中年代のおよそ10年前の時点で、協会員の男性が大戦隊の見習い隊員であった石川宗次郎と会話していた当時8歳の翡翠に大戦隊との関係を詰問したことから彼女に暴行を受けた事件が発生している(これが彼女の大戦隊入りの契機となっている)。


本作の中盤、その翡翠が活躍をした廃校での「巳」の怪人幹部とウロボロス討伐の後、錫切夢子と青年D(Dの人間態)のデート(と称するグリーンキーパー暗殺計画)で、二人が協会による怪人差別反対と大戦隊の即時解体を訴えるデモ行進を見ており、このとき錫切はDに「この人達キミのために怒ってくれてるみたいだよ」と声をかけている。


天ノ川中央動物園の怪獣との戦いの後、理事一同が列席する総会が行われた。その直後、天使が怪人に宥和的な桜間(その傾向は桜間はもとよりベースである日々輝も同様)に接触を試み、協会本部に招き入れるも、桜間と目付役で付いてきていた翡翠の反発で物別れに終わったことから理事一同が力ずくの行動に出ている。この時、理事に加勢する怪人幹部(騎偉寿と瑠憂那の怪人態である、一体化したチャコブルとヤケコカブ)が現れことで協会と怪人幹部が結託していることを見抜いた翡翠に対し、理事一同が怪人との共闘による大戦隊打倒を宣言し、翡翠・桜間との間で戦闘が発生した。


一方で薬師も桜間の正体が戦闘員であるDであるとわかると、桜間の前に跪き怪人ファンであることを明かすが、その直後に桜間に「午」の怪人幹部フワリポン(に擬態した戦闘員)とドラゴンキーパーのショーの放送を見せた上でフワリポンの全面支持を宣言した。薬師は大戦隊と協会のどちらに付くかを桜間に問いかけ、翡翠がチャコブル・ヤケコカブに圧倒されている姿を見せると、桜間は意思を示さないまま翡翠への攻撃を止めるよう懇願した。この結果、翡翠は協会本部内の神具の結界が張られた一室に監禁され、一方桜間は協会内でその翡翠の監視役を務めることになった。


協会幹部と翡翠・桜間の戦闘の後、協会と大戦隊との幹部会談「戦保談議」を行うに至った。この「戦保談議」では、冒頭10分間のマスコミ撮影のある時間帯でピンクキーパー桜間世々良が自身の怪人教の被害を語り、そしてドラゴンキーパー五人がマスクを取り素顔を公開して衝撃を与え(イエローキーパーに至っては作中初の素顔公開である)、大戦隊の優位に進むように見えたが、オフレコの時間帯に遷移した後、大戦隊と協会の双方の代表であるレッドキーパー赤刎創星と薬師との握手の際に、上記の薬師の発言に激怒した赤刎が薬師の右手を握ったまま引きちぎる事件が発生し、その場面を司会役である大戦隊レッド部隊従一位代理の梅沢松竹になりすましていた本物のフワリポンによって動画配信・拡散された結果、スポンサーの撤退による日曜決戦の打ち切りにまで至る反大戦隊の世論形成に成功している。


関連タグ

戦隊大失格

竜神戦隊ドラゴンキーパー:敵対組織である大戦隊について。

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