正します 偽物達を 全て
※この記事は『戦隊大失格』第14巻以降のネタバレを含みます。
概要
「フハハハ 俺達は 新・戦・隊」
「ジェネラルワン」
「ジェネラルツー」
「ジェネラルスリー」
「我ら新戦隊 ジェネラルナイト」
春場ねぎの漫画『戦隊大失格』に登場する組織。
戦保怪戦の交戦勢力である大戦隊(竜神戦隊ドラゴンキーパー)・怪人保護協会それぞれで離脱したメンバーが結成した。
当初は組織名を特につけず「新戦隊」として活動を開始したが、第142話「再会」で戦隊の名としてこの名乗りを上げている。
本作の舞台である天ノ川市の外縁にあるスラムにアジトを構えている。
大戦隊が掬い切れなかった人々のセーフティとなるべく活動をしており、大怪人デスメシアであった薄久保薬師が亡くなった頃には大戦隊にも匹敵する実力と知名度を持っているなど、有名な様子。
メンバー
桜間日々輝(さくらま ひびき) / ジェネラルツー
CV:梶田大嗣
ジェネラルナイトのリーダー。
原作第2巻所収の第8話「交わらない道」(アニメでは第4話「愛のソルジャー日々輝!」)で主人公である戦闘員Dの身代わりとなって大戦隊ブルー部隊従三位碧流亜乱と戦闘し、その時に受けたダメージで顔の皮膚がただれたことに加え、作戦のために右腕を自ら切断したことなどから姿を隠すためにピエロのお面を付けている。無くなった右腕も義手で補っているのかきっちり描かれている。
戦保怪戦にて碧流の讒言によって、姉でありピンクキーパーでもある世々良を殺した罪の濡れ衣を着せられてしまい、世々良の部下であるピンク部隊(正二位の鉛丹千代子を除く)とレッド部隊正三位の朱鷺田隼に殺されそうになったところを、かつて自らが救ったことのある騎偉寿と瑠憂那の怪人態である合体怪人幹部チャコブル・ヤケコカブに救助され、戦線から離脱していた。
自分を怪物と蔑み裏切った人間、事情も知らずに自分に襲い掛かる人間、時代の波に殺された姉を見て「大戦隊・怪人・ドラゴンキーパーら全ての偽物を正す」ために新戦隊を発足する。
ジェネラルナイトとしては01ではなく、曰く「七宝君が01じゃないと嫌だと言うので」02のスーツを着用している。
騎偉寿(きいす)
瑠憂那(るうな) / ジェネラルスリー
常に2人で一緒にいるバカップル。
騎偉寿が「申」の怪人幹部チャコブルの人間態(♂)、瑠憂那が「卯」の怪人幹部ヤケコカブの人間態(♀)。
日々輝が提案した「全ての偽物を正す」ための誘いに乗り、新戦隊入りする。
紅薊(べに あざみ)
元大戦隊レッド部隊正二位(兄の倭の戦死後、その階位に就いたものとみられる)の女性隊員。
浦部永玄(うらべ えいげん)
CV:山下誠一郎
元大戦隊ブルー部隊員。日々輝とはパイロンの巣の同期訓練生であった。
千歳邸でのDとの交戦の他、ブルー部隊の浮遊城駐屯地に派遣され戦闘員の実態を知ったことに加えて、戦保怪戦の最中に遭遇した戦闘員XXが実は最終試験3日目に親友の小熊蘭丸に擬態していたことを小熊から知らされ、戦闘員が本当に討つべき悪なのか思い悩んでいた。
その後はXXに停戦と離脱を提案するがXXがどう受け入れたかは不明。
左山十字(さざん じゅうじ)
元怪人保護協会理事。
戦保怪戦では同じ理事であった右京楓がイエローキーパーとの戦闘で戦死して自暴自棄になっていたが、右京の遺言を引き継いだDの機転で正気を取り戻した後、戦線から離脱していた。
七宝司(しっぽう つかさ) / ジェネラルワン
CV:清水優譲
元大戦隊隊員だが、主に本人の知能面の理由で無所属となっていた。
戦保怪戦の最中に「ホワイトキーパー」を名乗って乱入し、戦保怪戦を引き起こした元凶である「午」の怪人幹部フワリポンを文字通り握り潰したところを日々輝に誘われて、本物のドラゴンキーパーの一員になるべく新戦隊入りした。
赤刎創星(あかばね そうせい)
CV:中村悠一
大戦隊のトップで竜神戦隊ドラゴンキーパーのリーダーであるレッドキーパーの中の人本人…だが、戦保怪戦後にあまりの乱行からイエローキーパーとリュージン君によって性格の穏やかなクローンに差し替えられ、橋上で爆殺された。
命は取り留めたものの記憶喪失になった状態でスラムに近い川岸に流れ着いたところを緑川早苗・椛母娘に救助され、以降はスラムで身を隠していた。
スラムで自分がレッドキーパーであったことを思い出し、かつての地位を取り返すため行動を始める。
チョップマン騒動では椛と共に行動しており、千歳の前に姿を現す。
動向が不明なままの人物
獅音海(しおん かい)
CV:小野友樹
元大戦隊レッド部隊員。日々輝とはパイロンの巣の同期訓練生であった。
戦保怪戦の最中に「酉」の怪人幹部ペルトロラに紅薊と共に挑んでいたが終戦後の動向は不明。
戦闘員XX(せんとういんエクスズ)
CV:羊宮妃那
元はペルトロラに付き従うはぐれ戦闘員で、怪人保護協会の理事になっていた。
戦保怪戦では日々輝に忠告するなどの行動を行っていたが、最後は浦部に投降と戦線離脱を呼びかけられる(応じたかどうかは不明)。
装備
竜の5本爪を思わせるマスクを覆うパーツと腕・足・腹部各所を交差するラインが特徴的なスーツを着用している。
耳にスイッチらしきものがあり、押し込むとフェイスマスクの一部分が収納され、中の人の顔が見えるようになる。
関連タグ
竜神戦隊ドラゴンキーパー:戦保怪戦の「戦」。
怪人保護協会:戦保怪戦の「保」。「怪」である怪人幹部と結託していた。