概要
春場ねぎの漫画『戦隊大失格』に登場する戦隊である竜神戦隊ドラゴンキーパーのイエローキーパーがトップを務める、同戦隊の所属組織である大戦隊の部隊。
科学技術の研究開発全てを担当しており、ドラゴンキーパーの変身システムをはじめ、汎用武器であるドラゴンガジェット、日曜決戦に使用する神具(偽物)のドラゴンブラスターや舞台演出を製作するのが業務となる。
正確な部隊員数は明らかになっていないが、約1000人の隊員を抱える部隊である。もっとも、原作第10巻所収の第84話「忌まわしきイエロー部隊の実験」にてウィンディが「200人越えのマンモス部隊」と発言しているが、最低でも200人以上いることは明らかになっている。
部隊員
原作第17巻の時点で確認されている部隊員は以下の通り。
※キャストはアニメ版の声優のみ記載。
幹部
他部隊同様、正一位〜従三位の位階制で、この6人は作中「位階持ち(ランカー)」と称される。
正一位 黄理谷真夜(きりたに しんや)
CV:小野賢章
イエロー部隊トップを務める人を食ったような性格の男。
日曜決戦どころか駐屯地内でも変身しており、素顔を表すことは滅多にない。
従一位 錫切夢子(すずきり ゆめこ)
CV:矢野優美華
大戦隊の一員でありながらとある目的のために戦闘員Dとも手を組んだり、怪人に与する不可解な行動を見せる。
正二位 ジャスマン・クライン
イエロー部隊の駐屯地の地下にある「竜神研究所」と呼ばれる場所で竜神の力を研究していると思わしき男性隊員。
竜神の力を研究する過程で得たのか身体の左半分が爬虫類様の怪人化している。
従二位 苅安正宗(かりやす まさむね)
ねじり鉢巻きに角刈りという見るからに職人気質の男性隊員。
故郷を捨て、神具職人となった。
日曜決戦に使用するドラゴンブラスターを改造した殺傷能力を強化した「ドラゴンブラスター改」を使う。
正三位 金糸雀類(かなりあ るい)
色黒でおさげの女性隊員。苅安を「お師匠」と呼び慕っている。
ドラゴンガジェットを魔変形させた「ウィップフォルム」(中距離形態)「ボムフォルム」(爆弾)「サイクロンフォルム」(効果不明)を操る。
従三位 墨絵祥子(すみえ しょうこ)
ピンク部隊の従三位・黒子も兼任する女性隊員。
この両隊に属する行為が暗に認められているのかイエローキーパーの独断で行われているかは不明。
黒子だけあって戦闘能力は高い。
赤刎の大ファンでエラー品である2代目に抵抗された時にはときめいていた。
無位階
ウィンディ
瞳孔が星になっている特徴的な目をした隊員。
翡翠かのん・雪野アンジェリカからは「どこかで見たことある」、来栖大和からは「初めて見る顔」と言われている。
来栖大和(くるす やまと)
CV:逢坂良太
将来はハーレムを築くのが夢という不純な動機を持つ男性隊員。
元々は無色隊員だったが、戦保怪戦後にイエロー部隊へ配属となった。
散り散りになってしまった同期を嘆くも、顔見せに戻ってきた桜間に期待を託す。
元部隊員
橙代大介(だいだい だいすけ)
元正二位を務めていた大柄な男性。
イエロー部隊の極秘実験にも関わっていたが、転向し怪人保護協会に身を置き、神具レプリカVer2.0や怪人化剤の製造などを行い、怪人を信奉している。
茶畑渚(ちゃばたけ なぎさ)
元正三位。髪の毛を上部で栗のようにまとめている男性隊員。
金棒型の神具レプリカを使用し、神具カートリッジ「火雷大神」(ほのいかずちのおおかみ)を貸し出されている。
「謎だ。~できるのか謎だ」といった言い回しをし、ぽっちゃりながらも機敏な動きでトラップを回避するいわゆる動けるデブ。
原作第11巻所収の第100話「戦保怪戦⑥」にてイエローキーパーが神具「建御雷神」で寅の幹部・アンデレガの力を得た右京楓を攻撃するに際し、アンデレガが持つ「聖域」の力(自らに向けられた攻撃を無効化する)を発動させないようにするための標的とされ戦死した。
山吹茜(やまぶき あかね)
元正二位。ヘアバンドと目隠しが特徴的な女性隊員。
元部隊員である橙代大介の元で働いていたが彼の離反により正二位に昇格した。ドラゴンガジェットの開発者である。
頭脳派ではあるが運動能力はからっきしで茶畑からも「なぜ試験に合格できたのか謎だ」と言われるほど。
原作第12巻所収の第103話「山吹茜10・17・23歳」にて自らが見て見ぬ振りをした「裏の顔」をイエローキーパーに見透かされた後、戦闘員Dを巻き添えにして戦死した。
雪野アンジェリカ(ゆきの アンジェリカ)
CV:鬼頭明里
元はブルー部隊無位階だったが本人の希望でイエロー部隊に転属。夢子を「姉様」と呼び慕っている。
戦保怪戦後は大和が入隊するのと入れ替わりでグリーン部隊に転属し、数か月間働いたのちまた別の部隊へと転属していった。
原作第17巻時点ではピンク部隊の黒子に配属されている。