概要
日本政府より打診された新進気鋭の救助組織。略称は『M.R.R』。東京湾に浮かぶ小島が訓練所兼総本部とする。島の半分以上を(地下を含め)訓練養成所や整備工房、発進場所で占め、自然が残る崖や護岸、砂浜は自主訓練用のフィールドワークに使用。海岸沿いには古びた宿泊施設『大志館』を準隊員専用の寮にする。
世界中の救助エキスパートで構成された『レスキューレッド』を前身とするも、彼らの想像と範疇を超えた想定外の事故や災害が頻発。その過程から救助用に転換した高度マシンAI搭載型自立志向可変ロボット『マシンロボ』を併用し、能力の高い少年少女を大人と同等に扱う世界規模の法律『特殊才能育成法』に則り、2,500名以上の募集要項から採用テストを兼ねる選抜試験を通過した12名を第一期生準隊員とし、後に紆余曲折を経た1名を追加。彼らだけでなく、バックアップとして大人の職員も常駐(但し、初期の上層部は『MRプロジェクト』関係者や元レスキューレッド隊員、警視庁から出向の形式も有る玉石混交に近い)。
仕事内容や仕様器具、仕事量は既存の消防庁やハイパーレスキューと左程変わらず、訓練中だろうが、食事の最中でも、入浴前後、就寝前ですら救助要請のサイレンが鳴れば直ちに出場(劇中でも抜き打ちでの仮出場も)。宿直や休日はシフト制を採る。事故や災害の性質上、空中と火災担当の『レッドウイングス』、犯罪抑止の『ブルーサイレンズ』、局地救助の『イエローギアーズ』に分かれる。途中、海難救助の『サブマリンチーム』、成層圏内外救助の『シャトルチーム』、『レスキューレッド』に近い性質の『コマンダーチーム』も創設。日々実践を信条としているのか初任修了過程は1年と短期間だが濃密。『マシンロボ』の助力も合ってか任務達成率は『デザスター』の首魁『カイザーG』の引き起こした人為的災害以外は奇跡的数値を叩き出す。訓練生は組織の準隊員であり、上位組織の『国際ハイパーレスキュー』正隊員として(就職)修了後は世界各地の支部へ転属となる。その過程で別の分野で退くケースも有るが、此処で培った精神は根底で残っている。