帰還兵
きかんへい
戦場から故郷へ帰還した兵士のこと。
概要
帰還兵とは、文字通り戦場から故郷へ帰還した兵士のことである。日本では太平洋戦争で外地から帰国した日本兵らを指す場合が多いが、帰還兵は人類が経験した全ての戦争に存在する。
兵士は戦場での過酷な経験から、PTSDなどの精神障害、手足欠損などの後遺症を伴う負傷など、様々な障害を患って帰還する者も少なくない。戦争なのだから敵兵を殺すことだってあるが、兵士とて人間である以上、殺人に忌避感を覚えるのも当然であり、自身が人殺しをした事実に強い抵抗感を覚える帰還兵もいる。殺した敵兵や死んだ戦友が何年にも渡って夢に出てくる帰還兵も多数いるという。
さらにベトナム戦争から帰還したアメリカ兵らのように、社会や世論の戦争への否定的感情から、本来戦争の責任を被るべき政府や政治家だけでなく帰還兵たちにも非難が浴びせられ、引きこもり、アルコール依存、離婚など、社会への不適合に陥った帰還兵も多かった。
主な帰還兵
実在
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