導入
You are about to see the most incredible doll ever invented.
あなたは、これまで生み出された中で最も素晴らしい人形を見ることになるでしょう。
Her name is "Poppy,"
その名も『ポピー』。
and she is the first truly intelligent doll in the world.
世界初、真の知性をもった人形なのです。
A little girl can talk to her, Poppy gives her answers.
子供が話しかければ、ポピーは返事をしてくれます。
She is the first doll actually able to have a conversation with a child.
史上初の、本当の意味で、子供と会話ができる人形なのです。
Hard to believe?
信じられないって?
……just watch.
……百聞は一見にしかず。
概要
『POPPY PLAYTIME』とは、2021年にリリースされた一人称視点の3Dサバイバルホラーゲームである。2022年5月現在、chapter2まで公開されている。2023年にchapter3がリリース予定だったが、2024年に延期された。。Steam版・Android版・iOS版がある。
2023年12月、NintendoSwitch、PS4,5でも配信されることが決定したほか、日本語版公式サイトも開設された。
ストーリー
かつて最大のおもちゃ会社であったPlaytime社。しかし10年前のある日、従業員が忽然と姿を消してしまった。Playtime社の元従業員である主人公は、そこで起きた謎の失踪事件の真相を探るため、今は廃工場となってしまったPlaytime社に足を踏み入れた…。
ゲームシステム
一人称視点・3Dのゲームであり、プレイヤーにできる操作は、歩行(+ダッシュ)と後述する『GrabPack』というおもちゃを使うこと。GrabPackを駆使してステージのパズルを解いたり敵から逃げたりしてゴールに到達することが、プレイヤーの目標となる。
基本的にはじっくりとパズルを解き先へ進んでいく。敵に追われることもあるが、イベント演出を除きこちらから敵への攻撃手段は一切ないため、ひたすら敵から逃げつつステージを突破しなければならない。
用語(キャラクター・組織など)
Playtime社
かつての最大のおもちゃ会社でありこのゲームの舞台。10年前に従業員が突如失踪した後、廃工場となっている。おもちゃ会社らしく、ステージ中にはたくさんのおもちゃが散乱している。おもちゃだけではなく、同じくらいセキュリティにも力を入れている。さらに孤児の保護や里親募集にも力を入れており、従業員に里親となることを推奨している。
表向きは普通のおもちゃ会社だが、ステージ中にあるビデオテープやカセットテープから得られる情報では、上述したこと以外にも、得体の知れない実験をしていたようである。
余談だが社内ポスターに「10分以上の休憩禁止」とあり、労働条件はさほど良くないことが窺える。大企業ゆえのブラック体制か。
PlayCare
Chapter3の舞台とされている。
前述の「孤児の保護や里親募集」など、子供達の幸せのための施設。しかし、実際はプレイケア内で、人体実験を行う被験者の選別、催眠ガスによる夜間での逃亡の防止、狂気を感じるアニメなどと、Playtime社の黒い面が出ている。各Trailerでも、PlayCareが関連するトレーラーではほぼ毎回子供達の泣き喚く声や叫ぶ声が入っている。
GrabPack
攻略の上で重要なアイテム。背中に背負うおもちゃ。大きなマジックハンドが両肩についたようなもので、アームは電気伝導性がある。遠くのものに触れたり、引き寄せたり、逆に突き飛ばしたり、あるいは電気が通っていないところに通電したり出来る。chapterによって性能が変わることがある。
PoppyPlaytime(ポピー・プレイタイム)
日本語版CV:深田愛衣
Playtime社のおもちゃのひとつであり、タイトルにもなっている。日本で言うところのリカちゃんやメルちゃんのようなおもちゃだが、冒頭で紹介した通り、会話することができるという画期的なおもちゃ。
HuggyWuggy(ハギーワギー)
Playtime社で最も売れた、青いぬいぐるみ。chapter1でボスとして登場。
色違いとして、ピンク色でガールフレンド設定のKissyMissyや、小さくて様々な色をしたMiniHuggiesも登場。
MommyLongLegs(マミー・ロングレッグス)
ピンク色の蜘蛛のキャラクターのおもちゃ。四肢が伸縮可能なプラスチックで出来ており、自由に曲げたり伸ばしたりできる。chapter2のボスとして登場。
夫にDaddyLongLegs、子供にBabyLongLegsがいる。
Smiling Critters(スマイリング クリッターズ)
Chapter3へ向けてのティザーのなかで存在が明らかになったキャラクターたち。おもちゃから香りが出る仕様となっており、アニメまで作られるほどの人気となった。
……黒白目に三白(黒)眼、不自然なほどに口角がつり上がった三日月形の口など、とても子供受けするデザインとは思えないが。
CatNap(キャットナップ)
香り:ラベンダー 胸飾り:月
キャットナップはみんなにとって心を落ち着かせる存在で、みんなが適切な睡眠時間を確保して、朝の遊びを元気に始めることができる。キャットナップにとって、友達がぐっすり眠っているのを見ること以上に楽しいことはない。
Chapter3のボスとして登場。
口から悪夢を見せるガスを吐き出すことができる。
なおキャットナップのおもちゃはラベンダーの香りではなく赤いガスを出したこと、ベッドのそばにおもちゃをおいた子供が悪夢にうなされたことなどが問題視されplaytime社がリコールを行い、スマイリング クリッターズのメンバーに存在しなかったことにされた。
Dogday(ドッグデイ)
香り:バニラ 胸飾り:太陽
みんなの太陽に満ちた、強くて責任感のあるリーダー、ドッグデイ。誰がどんな状況になっても必ず明るい面を見つけ、落ち込んでいるときには優しい励ましの言葉をかけてくれる彼を信頼している。彼は、たとえ何が起こってもずっと友達でいつづけてくれる。
アニメーションでは怖がるみんなに声掛けを行っていた(状況は改善しなかったが)。スマイリング クリッターズの唯一の生き残りであり、主人公が来た時点で手錠をかけられ吊るされている状態で意識を保っていたが、会話した直後に大量のキャットナップの手下によって体内に侵入されそのまま体を乗っ取られてしまい、他のモンスターと同様に地を這いながら主人公に襲いかかる。
Bobby BearHug(ボビー ベアハグ)
香り:薔薇 胸飾り:ハート
親切で思いやりのあるボビー ベアハグは、誰に対しても、すべてに対して思いやりを示す。大小を問わず、人も場所も物もすべて彼女の愛の受け取り手だ。この関心と愛情によってそれぞれが豊かになる。
現在はプレイ不可となったARG内の監視カメラ映像で監獄のそばを移動する様子が確認できたほか、トレーラーではプロトタイプらしきおもちゃの集合体においてスマイリング クリッターズで唯一姿が確認できないため、何かしら特別な扱いがある可能性が考えられる。
Bubba Bubbaphant(ババ ババファント)
香り:レモングラス 胸飾り:電球
CraftyCorn(クラフティコーン)
香り:ジャスミン 胸飾り:虹の花
Hoppy Hopscotch(ホッピー ホップスコッチ)
香り:ペッパーミント 胸飾り:電気
KickinChicken(キッキンチキン)
香り:イランイランノキ 胸飾り:星
PickyPiggy(ピッキーピギー)
香り:シトラス 胸飾り:りんご
miss_delight(ミス・ディライト)
Chapter3から登場。PlayCareにある孤児院で教師を務めているが…
その他のおもちゃ
その他のPlaytime社のおもちゃ及びキャラクターたち。いずれもメインキャラクターでは無いが、それらしきおもちゃがステージ内にあったり、ゲーム中の仕掛けや敵として登場する。
KissyMissy(キシーミシー)
ハギーワギーに似たピンク色のおもちゃ。
ハギーワギーの『恋人』。
ゲームステーションに存在する列車の駅員の役割をしてる模様。訳あってポピーと行動を共にしている。
BunzoBunny(バンゾー・バニー)
シンバルを持った黄色いウサギ。
『miusicalmemory(ミュージカルメモリー)』のフロアにて登場。
Bron(ブロン)
ブロントサウルスがモチーフと見られる赤い恐竜。
Daisy_the_flower(デイジーフラワー)
黄色の花を模したおもちゃ。
Mini huggies(ミニハギーズ)
小型のハギーワギーのおもちゃ。全色で4色存在する。
『wack-a-wuggy(ワック・ア・ワギー)』のフロアにて登場。
CandyCat(キャンディキャット)
舌の長い青い猫でキャンディが大好き。
PJ Pug-A-Pillar(パグ・ア・ピラー)
いもむしのような姿をしたイヌ。
『statues(スタチュー)』のフロアにて登場。
Catbee(キャット・ビー)
虎柄の猫に蜂の触角と羽が生えている。
BoogieBot(ブギー・ボット)
緑色のロボット。
Prototype1006(被検体1006)
手(?)の形をした物体。詳細不明だがPlaytime社における社員の失踪事件や玩具達の暴走を引き起こしている元凶と思われる。
何かしらの要因で過去にキャットナップを救ったらしく彼からは神の如く崇められており忠誠を誓われている。
とあるビデオ記録にてPlaytime社の社員らしき人物との会話にて他人の声を模倣する音声模倣機能があると判明。
これらの能力による悪行からか、ポピーには激しい憎悪の感情を向けられている。(ただし一人では勝ち目がない事も理解している。)
Boxy Boo(ボクシーブー)
『PROJECT:PLAYTIME』に登場するキャラクター。
びっくり箱をモチーフになっている。
Ollie(オーリー)
日本語版CV:坂本悠里
CHAPTER 3にて登場したキャラクター。電話越しで主人公たちをサポートするが、少年の声を持っているが現時点では姿を現さないので正体は謎。
PoppyPlaytime、HuggyWuggy、KissyMissy、MommyLongLegsに加えてこれらのおもちゃたちが、Playtime社のマスコットキャラクターとなっている(実際にゲーム内で集合絵が確認できる)。
上記の他にも、安全性の問題などの理由で製造中止となってしまったおもちゃが複数ある模様。例えばBarrel o' Huggysは誤飲による事故が問題となった、など。詳細はPlaytimeCo.の記事に記載。
派生ゲーム
project:PLAYTIME
本作をモチーフとした、マルチプレイヤーのサバイバルホラーゲーム。新キャラのBoxy Booも登場。
別名・表記ゆれ
poppyplaytime:タグとしての利用はこちらが多い。
playtime:ゲームとは関係ないR-18イラストが引っかかりやすいので、本ゲームのイラストタグとしては利用非推奨。
外部リンク
公式YouTubeチャンネルでは、ゲームの宣伝動画やOSTなどが視聴出来る。
日本語版の公式YouTubeチャンネル。字幕が付けられている。
海外のファンが当ゲームの情報をまとめている。日本の辞典系サイトより活発で詳しい。カセットテープを聞いたり、本編未登場キャラ含めたキャラクターたちの画像などを見ることができる。