シルヴィア・ゴールドバーグ
しるゔぃあごーるどばーぐ
「コーヒー! クロ! 濃イノヲイッパイ出シテ!」
「……来なよ、「カースドプリズン」を倒すならそれに勝たなきゃ意味がない!」
「Fu, Fu, Fu………イッツァバカーンス! 」
概要
リアル世界における格ゲー全米一位のプレイヤーであり、名実ともに世界最強の格ゲーマー。
見た目はロリ体形で金髪碧眼の美少女だが、スタミナと技術と成長力が持ち味の化け物で、戦闘スタイルは手数の多さとフットワークに重きを置いた軽量級。ぶっちゃけて言うならサンラクの完全上位互換。
主に作中世界のアメコミヒーローがバトルを繰り広げる『ギャラクシア・シリーズ』という格ゲーのゲームシリーズを主にプレイしており、その中でも特に人気の高い『ミーティアス』というキャラを使用する。
その現実離れした動きから『リアルミーティアス』と呼ばれ、公式戦どころかエキシビションマッチですらも無敗を誇っていた(ペンシルゴン曰く「AGI+100のウェザエモン」)が、カッツォに対してプロゲーマーとして初黒星を喫する。
その後、『負けたら休養』と言う公約を掲げていた為に、プロゲーマーとして休養するとともに来日する。
カッツォこと魚臣慧とは、ゲーマーとしてのライバルだが、同時に彼に対して片思いをしている。
カッツォ「え………隣室?」シルヴィア「Exactly(その通りでございます)!」
GGC編の時点で、慧と話するためだけに日本語を勉強していた(そのため、サンラク達がカッツォのために時間稼ぎしていたことに早くから気付いていた)。……その割に言葉のチョイスがアッチ方面に怪しいが。
シャングリラ・フロンティアをプレイする際には『アージェンアウル』というプレイヤーネームを使う。
ミーティアス
アメコミ作品「ザ・ミーティアス」の主人公。元はしがないサラリーマンだったが、全能の存在(大体こいつのせいともいう)ギャラクセウスによって流星の力を受け取りヒーローになった。
GH:Cにおいては、空中ジャンプや壁走りなどでフィールドを3次元的に駆け回るほどの最上位クラスの機動力を持つ、近距離タイプの高機動アタッカーキャラ。特殊能力の「スターロード」により、5秒間空中を移動できる。主にジークンドーや空中戦が得意。
その分、一撃の攻撃力は低く、多くの攻撃を当てなければならない。また、走る時にシャラシャラと音がなるため、隠密には向いていない。
超必殺技(ウルト)は蒼く輝く跳び蹴り『ミーティア・ストライク』。着弾した対象に溜めた星のエネルギーを流し込み、内側から爆発させる。攻撃後の決めポーズを取るまでが判定であるため、ポーズ中に攻撃されると怯みモーションが発生するのが弱点。
リアルミーティアスと呼ばれるのも納得なほどにシルヴィアが操るミーティアスの動きは化け物じみており、さらにはシルヴィアは大会本番前にこっそりシャンフロを遊んでいたことから、カッツォが目論んでいた「先にシャンフロを遊んでいる分、シャンフロエンジンの仕様に慣れている自分達のアドバンテージ」が実質ないに等しい。
大会当日では、脅迫したNPCに爆弾を括り付けるなど、外道劇場を開催してチーム2人を圧勝したペンシルゴンのクロックファイアを、手も足も出ないくらいに圧倒してみせた。コミック版ではさらに詳細な様子が描かれており、爆弾を付けられたNPCを爆弾だけ蹴り飛ばして救出は序の口で、誘導しようとするペンシルゴンを先回りして蹴り飛ばす、爆発を見てから回避する、本来なら急カーブするためには一旦止まらなければならないミーティアスを停止せずに急カーブして見せる、落下中に相手への連続攻撃・NPC救出・追撃を行う、広範囲にバラ撒かれた爆弾を無傷ですり抜けるなどという「無敵のヒーロー」と呼ばれても過言ではない超人的な動きを発揮した。
続くサンラクこと『顔隠し』との対戦では、彼が操作するカースドプリズンと対決する。原作コミックでは宿敵同士であるがGH:Cにおいてはミーティアス相手には圧倒的不利、さらには「シルヴィアのミーティアス相手にカースドプリズンを選んでくるようなやつは、全力で完膚なきまでに叩き潰される」というタブーがあった。(彼女の内心に燻っていた「自分(ミーティアス)の敵(ヴィラン)を求める気持ち」に土足で踏み入る行為であるため。「ミーティアス使いの自分にミーティアスの宿敵カースドプリズンを使うということは自分と同等以上の実力があって当然」という想い故のモノ)
それを承知で、カッツォが来れるまでにシルヴィア相手に時間稼ぎするために、本気にされるために敢えて選択した彼に対し、最初から勝つつもりがないと見做して失望し、冷徹な言葉と共に1ラウンドを先取する。
ところが、シルヴィアのその態度にブチギレたサンラクは、対戦前に服用したライオットブラッド(エナジードリンク)のカフェインが回ってきたこともあり、時間稼ぎを辞めて本気でシルヴィアに勝つつもりで暴れまわるようになった。それにより、プロゲーマーでも一撃当てることは至難と言われたシルヴィアに初ダメージを与えたばかりか、自身のリズムを崩す勢いで追い詰めて打ち負かしたことで、言動込みで彼を「リアルカースドプリズン」と認めるくらいに気に入る。第3ラウンドでは超必殺技で「プリズンブレイカー」を発動させたサンラクと激闘を繰り広げた末にまさかの引き分けとなり、エキストララウンドに移行。
最終的に集中力低下と精神疲労によりサンラクが敗れることになったが、落下エネルギーによる超必殺技級の投げ技を繰り出すなど、最後まで健闘した彼を賞賛した。
満を持してのカッツォとの対戦では、今まで使っていたアムドラヴァではなくシルバージャンパーを選択した彼を訝しむが、先のペンシルゴン・サンラク戦で勝利条件の1つであるケイオスキューブの確保に失念したこと、NPCヴィランを利用したヘイト管理により消耗させられ、そして3年間の対シルヴィアのための研究により全攻撃を相打ちにされるという奇策でより消耗していたミーティアスが先にダウン、1ラウンドを取られるが、第2ラウンドではそのことでブチギレてサンドバッグにして圧勝。
第3ラウンドではケイオスキューブ確保という名のビーチフラッグ対決となるが、ヒーローキャラの仕様による落とし穴やNPCを利用した外道戦略により、ついに初黒星を喫した。
人間関係
オイカッツォ
日本のプロゲーマーにして、一目置くライバルであると同時に片思いの相手。
基本的に圧倒的な実力差でボコボコにする関係性だが、リアルでも交流のある友人関係。
サンラク・アーサー・ペンシルゴンが参加したゲームイベントにて彼に敗北したことでプロゲーマーとして初の黒星を付けられる。
その後、敗北をきっかけに来日すると同時に、彼の家の隣に引っ越し、なんやかんやで半ば彼の家に転がり込んだ。
サンラク
『グローバル・ゲーム・コンペティション』と言う国際的なゲームコンペにて、『ギャラクシア・ヒーローズ・カオス』と言う最新の格ゲーで対戦した相手。シャングリラ・フロンティア本編における主人公。
魚臣の頼みで『顔隠し(ノーフェイス)』と名乗ってゲームイベントに参加していたところを戦うことになり、ミーティアスの宿敵という設定でありながら、COM勝率三割という不遇キャラ『カースドプリズン』及び『プリズンブレイカー』を使用したサンラクと激戦を繰り広げる。
なお格ゲーにおけるCOM7:3ははっきり言って「理不尽」の域であり有利不利がかなり極端で、COM勝率3割という事は対人の場合腕前が同程度なら10戦やって1回勝てるかどうか(6:4は有利不利の域で、5:5は同キャラかコンパチ、そうでなければ相当な神調整である。ちなみに有名なザンギガイルは8:2、これ未満は素人とプロが戦って素人が勝つレベルの領域で、対戦ゲームとしてどころかゲームとして破綻しているあってはならない数値)
当初こそ、カッツォが来るまでの時間稼ぎかと思っていたが、エクストララウンドにもつれ込む程の激戦を繰り広げたことで、彼を『リアルカースドプリズン』と認め、それが切っ掛けでサンラクは正体不明の存在でありながら、シルヴィアに1Rは勝利・引き分けしたというあまりの強さから脚光を浴びることになる(ペンシルゴンが夏目恵の恋路をサポートするため、スケープゴートとしてサンラクをプロではなくアマチュアだとバラしたせいでもあるが)。
アメリア・サリヴァン
全米二位の格ゲーマーであり、シルヴィアとは対照的に鈍重ながらも重装甲のパワー型を操る戦闘スタイルを取る。
ミーティアスを使うシルヴィアに対して、カースドプリズン及びプリズンブレイカーを使うゲーマーとして数少ない、シルヴィアに届き得るゲーマーとして活躍し、『リアルカースドプリズン』に最も近い存在とされていたものの、シルヴィア曰く、「一歩足りない」存在として惜しがられていた。
そんな中、突如として現れた「リアルカースドプリズン」の存在に触発され、来日を決意する。
来日直後から魚臣の部屋に突入しており、その執念から魚臣を通して11月のイベントにサンラクを引っ張り出すことに成功する。
その後、覆面選手という形で念願のサンラクとの対決が叶うも、激闘の末に惜敗し、サンラク、魚臣、シルヴィアと一緒に呑み会を開いた際に、負け惜しみを言いながら悪酔いする姿が見られた。