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さまようもの

さまようもの

子供のときに一度見ましただよ。迷ったときには親御のとこまで連れてってくれただ。なんで今は助けちゃくれねえだ? なんで家まで連れ帰っちゃくれねえだ? ― 名も無き物乞い

曖昧さ回避

  1. トレーディングカードゲームマジック:ザ・ギャザリングに登場するクリーチャーの一体。
  2. クロノトリガーに登場するザコモンスター。「たゆとうもの」と組んで出現する。

概要

初登場は「神河物語」。

カード名Wandering Ones / さまようもの
マナコスト(青)
カードタイプクリーチャー — スピリット(Spirit)
パワー/タフネス1/1
カードテキスト(無し)

1マナ1/1バニラ(何の能力もないクリーチャー)。

他に強い1マナ1/1クリーチャーは山ほどいる。そもそも同ブロックに上位互換が2体もいる。

しかし、青の1マナ1/1バニラには他に「脱走魔術師」や「真珠三叉矛の人魚」などがおり、ネタにするほど弱いというわけでもない。

何も語るところのないクリーチャー…のはずだった。

人気

しかし、「さまようもの」というオールひらがなの字面から漂う哀愁と、何より悲しげなフレーバーテキスト、そして青くて弱々しげなイラストから、一部で熱狂的な人気を誇り、愛すべきネタクリーチャーの一角として君臨することができた。

のみならず、トーナメント戦にメインから投入したプレイヤーもいた。

使用デッキは「バベル」という枚数が200枚を超えるものであり、その数合わせとネタ要素に1枚だけ投入したものであった。

しかしながらなぜか成果を上げ、彼の対戦相手はさまようもの1体に殴り殺されそうになったがために、やむを得ず「燎原の火(全プレイヤーが土地4つ生贄&全クリーチャー4点ダメージ。普通こんな奴のために撃たない)」を唱えざるを得なかった場面もあったという。

使用者・浅原晃は知り合いにもさまようもの入りデッキを配り、勝手に「さまようもの王決定戦」を開催した。赤白デッキであるボロスウィニーにも入れたらしいが、どうやって出すというのか。

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