くらら(回転むてん丸)
くらら
概要
主人公むてん丸の幼馴染である、負けん気の強い10歳の少女。身長は135cm、体重はナイショ。
日本のびっくら村で生まれて以来平和に暮らしてきたが、”添加統一”を目論む添魔王ツブカンテを打ち倒すべく、修行の旅に出たむてん丸を助けるために同行し、以後は日本や世界の各地で仲間達とともに冒険を繰り広げることとなる。
メインキャラの中では真面目な方の性格であり、主にツッコミを担うことが多い。
容姿
腰まで達する長い赤髪を後頭部でまとめており、衣類も普段は髪と同じ赤系の色で統一している。
ときどき容姿について自画自賛することがあるものの、彼女と外見がよく似たいくら姫がむてん丸から「可愛い」と褒められてたあたり、決して過大評価ではない模様。
スタイルの方はむてん丸曰く「寸胴」。10歳という年齢を考えれば無理はないと思われるが、本人は否定している模様。
章シリーズでは頭身が高いキャラクターが多く登場したが、彼女の頭身は最後まで変わることがなかった。(回転むてん丸がZ/Xとコラボした際、イラストの背景としてリアル頭身絵が描かれたことはある。)
チャームポイントはお団子のかんざし。これは単なるアクセサリーではなく、戦闘時には自在に変形する武器でもある。
帯の花柄は花弁が米粒の形となっており、かんざしの団子と併せて米に関係するモチーフで統一されている。
他キャラクターと同様、旅先の季候や文化によっては服装や髪形を変えることがある。
活躍
弾シリーズと章シリーズを通して登場する数少ないキャラクターのひとり。
弾シリーズにおいてはメインキャラクターの数が少なかったこともあり、くららにスポットライトが当たることもそれなりにあった。初期のエピソードでは天下一のカワイコちゃんを決める「ミス・スシバース大会」にヤクミンと共に出場し、一次審査ではスクール水着姿を披露。
二次審査では食材を殆ど取られた状態で苦手な料理に苦戦しながらも、シンプル御膳のバランスの良さや、自分なりの手間暇を活かした事で見事優勝を勝ち取り、無添蔵の無料券を手に入れた。
しかし章シリーズにおいては新キャラクターが多く登場したため相対的に影が薄くなってしまい、読者からヒロイン(笑)などと評されることも。しかしそれでもむてん丸にとっては最古の仲間であり、彼との信頼関係は強固。
ちなみに幼馴染ではあるものの、むてん丸に対し明確な恋愛感情を向ける描写は無かったりする。(訳あって外見が大人化してしまった彼を「イケメン」と評したことはあるが)
戦闘能力
戦闘においては判断力の高さを活かしてむてん丸のサポートに回ることが多いものの、くらら自身もまた侮れない戦闘力の持ち主である。
バトルスタイルは前述の通りかんざしを様々に変形させ武器にするというもの。かんざしは爆弾、風船、槍などの変形パターンがあるほか、無数のスペアを携帯しているため使い捨てる戦術も可能。
初期のエピソードでは敵を挑発した末戦闘をむてん丸に丸投げするなどやや無責任な面があったものの、旅を経て成長してからは自身も積極的に戦闘に参加するようになった。
より戦闘が苛烈になった章シリーズにおいても、第三章のカードでは「実はかなり強い!?」と紹介されていたり、第四章においてもシノブからむてん丸、シャム、テツジンと並ぶ戦力組とみなされたりと、戦闘員としての役割を担い続けていた。
主な技
(仮)が付いているのは正式な技名が不明なもの。
- かんざし弾 かんざしばくだん
かんざしの団子部分を爆弾に変形させて投げつける、くららが最初に用いた技。
- 槍術(仮)
巨大化させたかんざしを用いて突き技や投げ技を繰り出す、かんざし弾と並ぶ基本技。
複数本のかんざしを同時に操ることも。また団子部分には敵の攻撃を防ぐ効果がある。
威力はかなり高く、シュイロバレーの精霊たちを捕食し強化された怪物にも有効打となった。
- 風船
風船に変形した団子を膨らませ、自分や他者を縦方向に移動させる技。
団子を串から抜き分割することで複数人を同時に運ぶこともできる。
- 身代わり
巨大化させたかんざしに相手の攻撃を受けさせる防御技。くららはこの技により、ホ・ゾーンの「タイムトラブル」による加齢攻撃を棺桶に閉じ込められた状態で回避してみせた。
- 棒術(仮)
団子を串の両端に寄せ、巨大化させたかんざしを振り回す近接攻撃技。
- おだんごボールラン
遠心力を用いて串から団子を高速で発射する。かんざし弾と異なり爆発は伴わない。
- くら吉ストライク
本人解説曰く、「狙いを定めくら吉を投げる友情の合体技なのだ!くら吉の角に当たるととても痛いのだ!」。
威力は厚い鉄板にヒビを入れる程度だが、代償としてくら吉は強い反動を受けてしまう。
派生技としてくらら自身もくら吉の上に乗り2人分の体重で攻撃する「くら吉落とし」があるが、登場はTCGのみで漫画では用いられなかった。
- ビッくらボム
色とりどりのカプセルを投げつけ爆破する。数少ないかんざしを用いない技だが、かんざし弾との差異は少ない。