ソ連軍の第二世代戦術機。
ハイヴ攻略に特化した高速突撃・制圧戦用に開発された機体。
ソ連が独自に米国のF-15を再設計した機体であるが、その運用思想はむしろF-14に近い。大型の機体に大出力をその備え、過剰なまでの兵装搭載量と高速直進性を実現させている。
本機は戦術機部隊単独によるハイヴ到達能力を重視し、自ら核弾頭弾を搭載して面制圧を行う戦術を想定されていた。しかし、核運用前提の面制圧という戦術思想そのものに無理があったこと、更に近接格闘能力を完全に度外視したため実戦での帰還率が著しく低く、ソ連軍衛士からは片道切符として核ミサイルのナンバリングにちなみ「SS-25」のあだ名を奉られていた。
スピオトフォズは露語でアルコール運搬機の意だが、ほぼ特攻機であったMiG-25の特性に鑑み、出撃前の衛士にはなけなしのウォッカが贅沢に振舞われた故事にちなんでいる。
米国製のAIM-54 フェニックスミサイルシステムが運用可能。
1987年、配備開始。