でろでろ
でろでろ
内容
霊感体質の悪ガキ中学生日野耳雄が、人を脅かす幽霊や妖怪をぶん殴り、蹴飛ばし、逆に泣かせて撃退するホラーギャグ漫画。基本的にシュールでコメディな話が一話完結で展開される。舞台は現代日本だが、なぜか妖怪が当たり前のように存在し、人々もそれを受け入れている。
登場する妖怪は全て作者のオリジナルであり、一話につき一人の妖怪や幽霊が紹介文付きで登場する。基本的に卑小でセコイ妖怪ばかりであり、人が死ぬ描写は皆無である。
主要人物
日野耳雄(ひのみみお)
主人公。霊感体質の15歳で中学三年生。
妹との二人暮らしで重度のシスコン。ほとんどの幽霊や妖怪、怪異に対して肉体的暴力抗い、それがなぜか通用する。
頭が悪く暴力的なことから周囲からは不良と見られているが、情に厚くオカルトに強いことから頼りにされることも多い。
日野留渦(ひのるか)
耳雄の妹。クールで無表情な中学1年生。ただし女子校通いで耳雄とは学校が別である。オカルト耐性が異常に高い。
11歳の頃、両親と共にパリへ行くはずだったが、霊感体質が原因で日本に残る耳雄を心配し、一緒に暮らす道を選ぶ。
あまりにも暴力的で愛情過多な耳雄を煙たがることが多いが、基本的に優しく兄想いである。
サイトーさん
日野家のペットの犬。霊にイジメられていたところを耳雄が拾って名付けた。
いつも悲痛な表情を悲鳴を上げてばかりいる薄幸な犬。人間の言葉が理解できる賢い忠犬で、鳴き声の横にはサイトーさんの考えている言葉が括弧付きで書かれている。お化けが苦手でよく霊にいじられている。
日野兄妹とは仲が良く、よく一緒に散歩する。
委員長
耳雄のクラスメート(3-B)で友人。凛々しい眼鏡がチャームポイント。
成績優秀で人望が厚い。冷静で分析力があるため、よく耳雄のブレーンとして活躍する。
本名の「平川和彦(ひらかわ かずひこ)」で呼ばれることは皆無そのもの。よく心霊現象に巻き込まれる。
相原岬(あいはらみさき)
耳雄のクラスに転入してきた、霊を引き寄せやすい薄幸の少女。三つ編み。
オカルト耐性が無いため、よく自分を助けてくれる耳雄を慕っているが、本人には全く伝わっていない。
水面(みなも)という社会人の姉がおり、姉妹の性格は真反対である。
センパイ
耳雄の先輩で18歳。本名は「久我山隆志(くがやまたかし)」。
ワル仲間からは一目置かれる存在らしいが、耳雄のせいで霊の被害にあうこともしばしば。当初は走り屋だったが霊被害にあい峠を引退、様々な職につくも長続きせず現在はニートである。
須藤みちこ(すどうみちこ)
留渦の友人で心霊マニア。よく怪しげな霊の店やサービスを受けてはトラブルに巻き込まれている。性格はきつめ。