神よ……あなたは…連れて行く子供を間違えた…………
かみよあなたはつれていくこどもをまちがえた
第7部「スティール・ボール・ラン」でのジョージ・ジョースターⅡ世の台詞。
顛末
ジョニィの兄であるニコラスは騎手として素晴らしい才能を持っており、ジョージⅡ世からも溺愛されていた。ニコラスは人柄もよく、ジョニィの唯一の理解者であった。だが、ニコラスは不運にも落馬事故で亡くなってしまう。
ニコラスが亡くなった後、ジョージⅡ世はジョニィには愛情を注がないどころか冷たくあたった。ニコラスの幻影を追い求めた。
ある時、ジョニィは自分のブーツが壊れてしまったため、ニコラスのブーツを一足借りようとした。それをジョージⅡ世は許さなかった。ニコラスの「形見」であるそのブーツを使う資格などジョニィにはない…と。ジョージⅡ世はブーツを棚に戻せとジョニィに迫るが、大会が控え、代わりを探す時間がないジョニィも引かない。
言い争いの末、ガラスで負傷したジョージⅡ世は涙を浮かべ「 神よ…… あなたは…連れて行く子供を間違えた………… 」と零した。