ムチャ・ルブレ(編集中)
■ザンクトリア大陸の砂漠地帯、バシタールにある都市ムアルザムで伝統的な格闘技
プロレスリングのことである。
一般的には、ザンクトリアンスタイルのプロレスリングのことをムチャ・ルブレと呼ぶ。
ムチャルブレはザンクトリアにおいて非常に高い人気を得ている大衆芸能、格闘技で、兼業も含めれば数千人の競技人口を誇り、ザンクトリアを中心にセントラル・グランミリオン・アルトラントの4国周辺で盛んに興行がおこなわれている。
※一般的に「ムチャ・ルブレ」と呼ばれるが、「ムチャ・リブレ」と呼ばれる場合もあり、おそらく土地の発音の違いによるものなので、どちらも間違いではない。
■歴史
その昔、都市ムアルザムを侵略しようとする者たちがやってきた。
当時、ムアルザムには抵抗する十分な武装が整っていなかったが、市民皆が力を合わせ、恐ろしい形相のお面を被り侵略者に立ち向かった。その様に恐れをなした侵略者たちはムアルザムから逃げ出した。
その後、この事を忘れぬようにと、ムアルザムでは覆面を被り戦う演劇が行われるようになり、いつしかそれは演劇ではなく、「ムチャ・ルブレ」という格闘技として伝わるようになった。
つまりムチャ・ルブレには
「我々バシタールの民は侵略者に決して屈さぬ」という思いが込められている。
現在、ムチャ・ルブレは各大陸に伝わっており、わりと有名な格闘技であり、娯楽として人々に楽しまれている。
■特徴
ムチャルブレでは選手のことをムチャドール(女性はムチャドーラ)と呼ぶ。さらに彼らはプロレスリング同様に善玉のテクニコ(テクニカ)、悪玉のルード(ルーダ)に分かれて激しい戦いを繰り広げる。
一部のトップスターは、エストレージャ、スペルエストレージャ(スター、スーパースター)と呼ばれる。マスクマンが多いのも特徴で、ザンクトリアの文化的な影響から神聖視されており、マスクマンは人前では決してマスクを脱がない。
空中殺法を中心に、投げ技や関節技、ストレッチ技も多用される。
ロープワークをはじめとする動きを駆使するのもムチャの特徴で、突進してくる相手をジャンプして飛び越えたり、相手の股の間をくぐり抜けるなどの軽快で機敏な動きを見せる。
■試合形式
三本勝負で行われることが多い。タッグマッチでは6人タッグや8人タッグが多く行われ、その国ごとに独自のルールも多い。
時折行われる試合形式として、覆面や髪や獣毛などを賭けて行うマッチがある。
この試合形式は選手同士の因縁の清算として行われ、敗者は覆面もしくは髪や獣毛を失うことになる。この試合に敗れれば、覆面を剥がれると同時に選手の本名と出身地も発表されて、マスクマン生命は完全に断たれることになる。
また、髪や獣毛を失い丸坊主になることは、ザンクトリア人(特に獣人)にとって非常に恥辱的なことである。その格付けはタイトルマッチ以上であり、ビッグマッチのメインイベントを飾ることがほとんどである。最古参の団体IMGでは、試合に敗れてマスクを奪われた選手がそのままのキャラクタを維持しながら再びマスクを被ることはまず認められず、素顔のまま試合することが義務付けられている。
コミッションの支配下にない団体では必ずしもそうとは限らないが、暗黙の了解としておおむね守られている。この試合形式はそれだけ重要な意味を持つのである。
■リング
四角形のリングに3本のロープが張られたオーソドックスな形状である。
ムチャの選手の多くはどこからともなくロープを出現させる技術を持っており、そのモチーフはサボテンや鉄線と様々であり、その技術はムチャドール達だけの秘密となっている。
■試合会場(編集中)
■主なムチャリブレ団体
・IMG
インターナショナル ムチャ グループ
老舗団体。
「インターナショナル」の名の通り、人間・獣人など様々な人種が所属している。
セントラルで興行中、星の欠片の被害に遭い、現在グループメンバーは全員行方不明。
怪我で欠場しザンクトリアに残っていたサボテン・スター選手のみが残っている。
・MMM
ムチャ モフモフ メンバーズ
「トリプレム」と読む。
モフモフな毛並みの獣人のみで構成されている。
モフモフ好きには根強い人気。
※その他、大小様々な団体が存在している。
■主なムチャドール
関連イラスト
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